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高速化進むPCの外付けストレージ タイプや規格は?

日経パソコン

2018/4/12

パソコンを快適に使う上で知っておきたい外部ストレージに関する最新知識を紹介する
日経パソコン

 パソコンを便利に使うため、上手に使いこなしたいのが外部ストレージ。以前はインターフェースが低速だったこともあり、内蔵と外付けは自然にすみ分けができていたが、最近のUSBメモリーやSDカードの中には、HDDより高速なものも出てきた。しかしその一方で、やはり外付けには向かない使い方もある。最新の規格にはどんなものがあるのか。内蔵SSDではなく外部ストレージにアプリをインストールしてもいいのか。使用する上での疑問に答えていく。

■USBの規格「Gen 1」「Gen 2」って?

USBは多くの機器で採用されており、便利だ。最新規格ならデータ転送も高速。しかし、4種類のバージョンが現役のため、分かりにくい

 外付けストレージはUSBで接続することが多い。だが、USBは現役で使われているバージョンが、「2.0」「3.0」「3.1」と複数あるため注意が必要だ。バージョンの組み合わせが合っていなくても使えるが、本来の速度を発揮できない恐れがある。

 ややこしいのがUSB 3.1にはUSB 3.0と実質同じ「Gen 1」と、USB 3.0 の2 倍の帯域を備える「Gen 2」があることだ。

 USB 3.1 Gen 1とGen 2は信号の方式(プロトコル)が異なるため、実質的に別の規格。Gen 1はUSB 3.0と同じプロトコルで、ほぼ同じ規格だ。「USB 3.1」とだけある場合、見分けるには最大転送速度の表記を探すといった手間が必要になる。Gen 1は5Gbps(500MB/秒)、Gen 2 は10Gbps(約1.2GB/秒)が規格上の最大転送速度になる。

■USB 3.1 Gen 2を使う上の注意は?

端子の形状はUSB 3.0と同じなので、仕様をよく確認する。速度に10Gbpsとあれば、Gen 2 対応だ。この仕様表はNECの「HZ750/GA」シリーズ。注釈に10Gbps の表記がある

 USB 3.1 Gen 2を使う上での注意は、パソコン側と機器側両方が対応している必要があること。USBは以前のバージョンと互換性を維持しており、バージョンを合わせなくとも動作はするが、遅いほうの速度で動作してしまう。仕様表で必ず確認しよう。

 ケーブルにも注意が必要だ。USB3.0/3.1で端子の形状は共通。しかし、USB 3.1では10Gbpsに対応するため、ノイズ対策の仕様が追加されている。つながっても、高速転送ができない恐れもあるということだ。ケーブルのメーカーが規格通りに作っているか確認するのは難しい。Gen 2で接続する際は、信頼できるメーカーのGen 2対応をうたったケーブルを使った方が安心だろう。

■アプリをインストールしてもよい?

外部ストレージでもドライブレター(この場合は「D」)が振り分けられれば、基本的にはアプリのインストールは可能。ただしお勧めはできない

 内蔵ストレージの容量が少なくなると、空いている外付けストレージにアプリをインストールしたくなるだろう。しかし、これはあまりお勧めできない。外付けストレージは取り外す機会が多いからだ。

 基本的に、ドライブレターが割り振られていればアプリのインストールは可能だ。しかし、遅いUSBメモリーなどにインストールすると起動に時間がかかってしまい、快適に使えない。

 より重要な問題が、インストールした外付けストレージを外した場合だ。当たり前だが、つないでいないと起動しない。複数のUSBメモリーや外付けHDDを使い分けている場合、どこにインストールしたのか覚えておく必要がある。複数の外付けストレージを同時につなぐとドライブレターがずれる場合もあり、つないだのに起動しないということもあり得る。

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