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「遊戯部」立ち上げゲーセン通い IT起業家の海城時代 平尾丈・じげん社長が語る(上)

2018/4/9

平尾丈・じげん社長

 元商社マンを校長に迎えるなど大胆な改革を進める中高一貫の私立海城中学高校(東京・新宿)。最近は、ベンチャー経営者を次々と輩出していることでも注目を浴びている。情報検索サイトなどを運営する「じげん」の平尾丈社長(35)もその一人。しかし、海城時代の平尾氏は、けっして優等生でも勉強のできる生徒でもなかった。

 小学4年の時に中学受験しようと決めた。

 母親が学習塾の先生をしていた関係で家に教材がたくさんあり、幼いころからそれを使って勝手に勉強していました。おかげで小学校の成績は常によく、テストはだいたい100点。それも数分で解き終わってしまい時間が余ってしまうためテストは苦痛に感じるほどでした。通信簿はオール5。勉強ができたから人気もあり、学級委員長をしたりもしていました。でも、正直、そういう状況に、自分が周りと違うマイノリティーであると自覚していましたし、そう感じない環境に行きたいと思っていました。

 姉が小学受験をして国立大学の付属校に通っていました。私も姉と同じ小学校を受験し、試験には通りましたが、抽選で落選。仕方なく近所の区立小学校に入りました。おそらく、自分の行きたい小学校に行けなかったという割り切れない思いが、その後ずっと尾を引いていたのだと思います。

 小学4年の時、有名中学を紹介するテレビ番組をたまたま見て、今度こそは自分の行きたい学校に行きたいという思いを強く抱きました。わが家は経済的にかなり苦しかったのですが、母親に中学受験したいから受験塾に通わせてほしいとお願いしました。

 もともと算数と国語は得意でしたが、塾に通い始めてからは、それほど得意でなかった社会や理科の点数もぐんぐん上がり、6年の時には志望校の合格ラインを余裕で超えていました。授業料の安い一般には無名の塾でしたが、少数精鋭の塾で、勉強も友達付き合いも含めてとても楽しかった。塾で使っていた教材を学校で授業中にやり、先生に注意されたこともあったほど、塾に夢中でした。

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