■「昼」と「夜」の違いをつかむ

昼の太陽の下と、夜のほのかな明かりの下とでは、それぞれの雰囲気に合った装いは異なります。やはり夜には、明るさを補うための「華やぎ」を人は無意識に求めるのです。日中にはそぐわないような、派手な模様や光沢感も、夜の帳(とばり)が降りれば、洗練された大人を感じさせるアイテムとなります。

■おすすめはダークスーツ

夜の服装は少しフォーマルに近い雰囲気が最適です。やはりシックな「ダークスーツ」がおすすめです。おしゃれを意識しすぎて、明るめの色や大きめの柄を選ぶと「カジュアル寄り」になってしまいます。場所や場合によっては、失礼にあたる場合もあるので要注意です。

色味はネイビーやチャコール、ダークグレーを選びましょう。濃いネイビーで、カシミヤ混のような上品なツヤがある服地であれば最高です。柄物を選ぶなら、ダークな色にピンストライプくらいが適当でしょう。知性、そして男性の色気を漂わせてくれます。

ツイード生地はカジュアル色が強く、ドレスアップにはなりませんので、ご注意ください。

■靴は黒のドレスシューズ

靴もフォーマルに近いものを選びましょう。基本は黒の「ドレスシューズ」です。ドレスシューズとは、フォーマルや上品なスタイルに合うような靴と考えてください。つまり、「靴紐(ひも)あり」で「内羽根式(靴紐を通すための穴をあけた『羽根』が甲革と一体化した形状)」が基本です。これなら昼間のビジネススタイルからそのままでOKです。

ただ、デートなど華やかさがほしいときは、「メダリオン(つま先に小穴で装飾を施した靴)」や「ダブルモンクストラップ(靴紐ではなく2カ所の留め具で留めるタイプの靴)」に履き替えるのもエレガントです。ただし、モンクストラップの留め具はシルバーにしましょう。それ以外の金属色はおすすめしません。

茶靴は「夜に履くべき色ではない」とされることがあるので要注意です。

華やかさがほしいときに適したメダリオンシューズ
ダブルモンクストラップシューズではシルバーの留め具がおすすめ

■ネクタイは質感や柄を変える

昼と夜との違いを一番演出しやすく、かつ手軽なのがネクタイです。夜向けの一本を用意しておいて、出発前にササッと締め換えればOKです。後述のポケットチーフと合わせると非常に効果的です。

オフィスでよくみるストライプ柄はスキッとして格好いいのですが、スポーティーなのでエレガントとはいえません。ツヤや光沢のないウールや麻といった素材のものも、やはり合わないので避けたいところです。

日中には似つかわしくありませんが、夜のシーンに似合うのはツヤがあり、シルクやサテンなど光沢が感じられる素材です。色は渋めがおすすめ。柄はソリッド(無地)、小紋などのほか、ペイズリーなどの伝統柄も華やかさがあってよいでしょう。

ただ、スーツの服地があまりにマット(ツヤがない)素材の場合は、ネクタイだけ光沢があっても浮いてしまいますので、素材感を合わせるように気をつけてください。

ネクタイはツヤがあり光沢が感じられる素材を選びたい
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