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ビデオ会議がはかどる ビジネス向け無線スピーカー

戸田覚のデジモノ深掘りレポート

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NIKKEI STYLE

日経トレンディネット

Bluetoothスピーカーはちょっとしたブームを経て、すっかり定着した感がある。今回はちょっと変わったモデルを見つけたので紹介しよう。harman/kardonの「TRAVELER」(1万5880円)は、ビジネス向けのBluetoothスピーカーだ。ビデオ会議にも重宝しそうなハンズフリー通話機能を備え、モバイルバッテリーにもなるとのことで、ウェブサイトにも「忙しいビジネスパーソンに向け快適な機能を搭載した」とある。ターゲットをビジネスパーソンに絞っているところが興味深い。果たして、仕事用のスピーカーという選択肢はありなのか?

イマドキのデザインだが重い

本体は、67×160×27.5mmと、Bluetoothスピーカーとしてはよくあるサイズだ。ちょっと気になるのは、300gと重いこと。もっとも、スピーカーを軽さで選ぶとろくなことにはならないので、妥当な重量だろう。

ただ、出張などに出かけるときも荷物が多くなりがちで、少しでも軽量にしたいと考えている僕としては、もう少し軽くてもいいと思う。ビジネス向けを意識するなら、こういう点にこそこだわってほしかった。

本体の質感はとても良く、スタイリッシュだ。ボディーはアルミ製で、上部の操作パネルはレザー風の仕上げになっている。個人的には、アクセントになっているダイヤモンドカットがちょっと古いように思う。最近は、スマートフォン(スマホ)でもダイヤモンドカットは減っている。もちろん、そこは好みが分かれるところではあるが。

今回は黒とシルバーを借りたのだが、ほかにブルーも用意されている。個人的にはシルバーが好ましいと思うが、黒の仕上げも良好で、甲乙付けがたい。仕事向きに使うとしても、どちらの色も派手すぎずに良い感じだ。

音は非常に良好でマルチペアリングにも対応

スピーカーは左右それぞれ5Wの出力と十分にパワフルだ。ノートパソコン内蔵のスピーカーは左右それぞれ1Wが一般的で、音にこだわったモデルでも2W程度なので、ずいぶんと差がある。なにより大きな音が出せるので、プレゼンなどで動画を流すときに利用してもいいだろう。

音質は十分に満足できた。手元にある各種のモバイル向けBluetoothスピーカーと比べても遜色はなかった。ただし、5000~8000円クラスのモデルでもそれなりに音は良くなっているので、音質の差だけで購入する気になるほどではない。音楽を聴いたり、映画を観たりするためなら、もっと安価で僕好みの音のモデルも少なくないのだ。

個人的にとてもうれしかったのがマルチペアリングに対応していることだ。スマホとパソコンの両方にペアリングしておき、使いたいほうで使えるのだ。いちいちペアリングし直さなくて済むのは、とてもありがたい。

ちょっと気になるのは、ボタンを押したときの手応えが弱いこと。電源や音量調整のボタンがちょっと固い上に、カチッという押した感触が薄い。慣れるまでは「あれ? 押せているのかな」とやや不安に思うこともある。

スカイプなどにとにかく便利だ

このモデルがビジネス向けたる特徴は、ハンズフリー通話機能の品質だ。デュアルマイクを搭載し、ノイズキャンセリングで周囲の雑音を排除する。もっともこれは相手にスムーズに聞き取ってもらうための機能なので、使っている自分にはあまりよく分からない。

とはいえ、スマホと組み合わせて使ってもハンズフリーが活躍する機会はさほど多くない。パソコンのキーを打つなど、両手を使いたい場合でも、1対1の通話なら、スピーカーフォンをやめてスマホを耳と肩の間に挟んで話したほうが手っ取り早い。

本領を発揮するのはパソコンと組み合わせてスカイプなどでビデオ会議をする場合。僕は最近、ビデオ会議をすることが多いのだが、パソコン内蔵のマイクとスピーカーだと、ボリュームが低い上に、マイクが貧弱なので、相手の声を聞き取りにくく、相手も僕の声を聞き取りづらいので、ちょっとした時間でもストレスになることがある。パソコンを操作しながら電話会議をすると、パソコン内蔵のマイクがタイピング音を拾ってしまうのも困りものだ。マイクとスピーカーを外付けにすれば、こうした欠点が解決できるわけだ。

実際に使ってみたのだが、スカイプを含む通話の音はとてもよく、テストした相手も「音が大きくて聞き取りやすい」という感想だった。

バッテリーとしても使えるが緊急用

TRAVELERの特徴の1つが、モバイルバッテリーとしても使えることだ。スピーカー本体には、充電するためのmicroUSB端子に加え、通常サイズのUSB端子が付いている。ここにケーブルを差し込んでスマホなどとつなげば、モバイルバッテリーとして利用できるわけだ。

緊急用としてはとても便利なのだが、容量は2500mAhしかないので、今どきのスマホで日常的に使うには少なすぎる。バッテリーが切れそうだけれど、あと1通だけメールを送りたい――そんな使い方ならいいだろう。

しばらく使ってみて、確かにこのスピーカーはビジネス向けだと思った。出張先のホテルなどでビデオ会議に参加するときには、とても便利だ。ただ、1万5880円という価格は、ビジネス向けだからこそちょっと高いと思う。我々ビジネスパースンはそこまで音にはこだわらない。利便性はよく分かるし、質感の高さも評価する。その上で、1万円を切ってくれたら即買いだったのだが……。

戸田覚
 1963年生まれのビジネス書作家。著書は120冊以上に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、多数の連載記事も持つ。ユーザー視点の辛口評価が好評。近著に、『ここで差がつく! 仕事がデキる人の最速パソコン仕事術』(インプレス)がある。

[日経トレンディネット 2018年3月19日付の記事を再構成]

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