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40代からの認知症予防 まず1日4000歩で脱メタボ

40代から始める認知症対策(中)

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NIKKEI STYLE

日経ヘルス

40代からのメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群、メタボ)対策が、60代以降のアルツハイマー型認知症の予防に重要だとわかってきた。アルツハイマー型認知症の予防法から、治療、家族の心得までを紹介する。2回目は、40代から始めたい認知症を予防する生活習慣について見ていこう。

◇  ◇  ◇

認知症を引き起こす原因物質の「βアミロイド」は、認知症を発症する15~20年前からたまり始める。そのため、認知症予防は、40~50代から始めるのが重要だという説が有力になってきた。

認知症に大きく影響するのは、生活習慣だ。運動不足、喫煙などに加え、肥満、高血糖、高血圧といったメタボリックシンドロームが認知症のリスクを高める。「糖尿病の人はそうではない人に比べて、アルツハイマー型認知症のリスクが2倍。血管が傷むことで、βアミロイドを排出する機能が低下するためと考えられている」(慶應義塾大学医学部神経内科の伊東大介医師)

右の5カ条は、伊東医師が薦める認知症予防の対策。メタボの予防・改善にも効果がある。「1日30分程度の有酸素運動は、海馬の働きの低下を抑えるなど、認知症への高い予防効果が認められている」(伊東医師)

横浜相原病院の吉田勝明院長が有酸素運動として推奨するのが、1日4000歩のウオーキング。「また、できるだけ階段を使う。出無精なら犬を飼うのを薦めている。犬の散歩に出ると歩数が増える」と吉田院長はアドバイスをする。「運動しながら頭を使うことで認知機能も高まる」(吉田院長)。下図のコグニサイズは、認知症予防プログラムとして国立長寿医療研究センターが開発し、高齢者施設でも取り入れられているものだ。

 食事はバランスよく。「昔ながらの和食を薦める。特に魚には悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす脂肪酸、DHA(ドコサヘキサエン酸)などが多く含まれる」(吉田院長)

誰かと会話をするといったコミュニケーションにも予防効果がある。「家族や友人との交流が多いほど、記憶力は活性化する。逆に、家に引きこもっていると、認知機能が低下しやすい」(伊東医師)

定年後は社会との関わりが減るため、40代からボランティアなどに参加して、会社以外のつながりを持つようにしたい。「1日1時間以上の知的活動が認知症リスクを下げる」(伊東医師)ため、パソコン操作や俳句などの趣味を持つのもいい。

脳震盪(のうしんとう)が認知症のリスクに

近年、サッカーのヘディングやアメフトのタックルによる認知症リスクが懸念されている。スポーツによる頭部への衝撃で脳震盪が繰り返されると、抑うつや攻撃性、認知機能の低下などがみられる慢性外傷性脳症を発症しやすくなる。そこから認知症に進みやすいことがわかってきたからだ。「頭部への衝撃が、神経細胞を破壊する『タウ』というたんぱく質の放出と蓄積を促すと考えられている」(伊東医師)

米国のナショナルフットボールリーグ(NFL)は、元フットボール選手が一般男性より認知症のリスクが高くなっているという調査結果を報告している。こうした事態を受けて、米国サッカー協会では、2015年から10歳以下のヘディングを禁止するなどの対応策をとった。日本サッカー協会からも脳震盪への対策が出されている。サッカーをする人は参考にしたい。次回は、認知症の治療法と介護の心得について紹介する。

吉田勝明さん
 横浜相原病院(神奈川県横浜市)院長。日本老年精神医学会専門医、日本精神神経学会精神科専門医。同院開設以来、認知症の高齢者の治療にあたる。著書に『「こころ」の名医が教える 認知症は接し方で100%変わる!』(IDP出版)。
伊東大介さん
 慶應義塾大学医学部神経内科(東京都新宿区)医師。慶應義塾大学病院メモリークリニックで認知症の診療にあたるとともに、治療薬の開発などにも携わる。著書に『認知症 専門医が教える最新事情』(講談社+α新書)。

(ライター 海老根祐子、構成:日経ヘルス 羽田光)

[日経ヘルス2018年5月号の記事を再構成]

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