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自治体検診、がんだけじゃない 人間ドックに助成金も 生保各社、保険契約者と家族に割引

NIKKEIプラス1

2018/4/5

写真はイメージ=PIXTA

フリーランスで働く人や専業主婦などは定期的な健康チェックをつい忘れがちになる。健康診断だけでなく、がん検診、人間ドックにも公的な助成金が出ることを知っておこう。

千葉県柏市の主婦Aさん(66)は年1回、同市の健康診断を欠かしたことがない。血中コレステロールの値が高く、動脈硬化などの病気が心配だからだ。「病院は自宅から自転車で10分。しかも無料で診てくれるので助かる」と話す。

Aさんの医療保険は会社員だった夫(71)のリタイアで、会社の健康保険組合から国民健康保険に変更された。かつては被扶養者として健保の無料健診を受けていたが、指定病院は自宅から電車で約1時間かかった。国保の保険料は安くないが「健診に関しては便利になった」

全国の市町村は2008年から、Aさんのような40~74歳の国保加入者の「特定健康診査(メタボ健診)」を実施している。自己負担は無料から1回500円程度まで。腹囲や血糖値などが基準値を超えた場合、メールや電話で医師や保健師による食事、運動の指導が受けられる。

75歳以上の人にはメタボ健診に準じた「後期高齢者健康診査」があり、多くの市町村は無料で実施している。一部の市町村では、足腰が弱って外出が難しい人の自宅に医師や保健師が訪問するサービスもある。

市町村のがん検診は加入している医療保険制度にかかわらず、対象年齢であればだれでも受けられる。早期発見による治療で死亡率が下がるとされる胃がん、肺がん、大腸がん、子宮頸がん、乳がんの疑いを調べる。胃はX線検査なら40歳以上、内視鏡なら50歳以上、子宮頸は20歳以上、その他は40歳以上が対象だ。

市町村のがん検診の平均費用は約8割が助成金から出るため、自己負担は胃がん(X線)で約1500円、大腸がんで約600円と高くない。胃はバリウムを飲んでX線写真を撮るか、口や鼻から内視鏡を入れるかのいずれか、大腸は便の潜血、乳がんはマンモグラフィーで調べる。

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