年金・老後

定年楽園への扉

波乱相場の株式投資 シニアはゆとり3原則で勝つ 経済コラムニスト 大江英樹

2018/4/5

写真はイメージ=123RF

2018年に入ってから、世界の株式相場は波乱含みの展開となっています。17年は上昇基調だっただけに、ここにきての下落基調は株式投資を手掛けている方にとって、いささか不安に感じるでしょう。

特に、貿易戦争に発展しかねない米トランプ政権の通商政策は市場にショックを与えました。退職した人の中には退職金で多額の株式や投資信託を買った人もいらっしゃると思います。相場下落で資産価値が目減りした人もいるでしょう。

でも、私は必要以上に不安がることはないと思っています。例えば、トランプ政権の通商政策ですが、トランプ氏はそもそもビジネスマンです。最初に吹っかけてその後に落としどころを探るというのがトランプ流のやり方ですから、今回の通商政策でも同じことをしているのではないでしょうか。現に米中は貿易戦争を回避するために交渉に入ったとの報道もあります。あくまで私の個人的な見方ではありますが、それほどひどいことにはならないのではないかと考えています。

■投資では過剰なリスクを取らない

そうはいっても、今後相場がどうなるかは分かりませんので用心するに越したことはありません。特に退職したシニアが株式投資をするには、基本的にいくつかのルールを守ることが大切です。これは私自身も6年前に会社を退職して以降、株式投資を実践してきて重要だと感じることです。それは次の3つです。

(1)株式投資する金額を決めておき、それ以上は増やさない
(2)相場が大きく下がったときこそ株式を買い、後はじっと待つ
(3)資金の一部は現金として取っておく

まず、(1)ですが、シニアにとって投資資金はゆくゆくは老後の生活資金になるのですから、過剰なリスクを取らないことが大切ということです。従って、自分で取り得るリスクの範囲でのみ株式投資すべきだと思います。できれば、当座の生活に支障を来さないように余剰資金で投資するのが安全でしょう。

年金・老後 新着記事

ALL CHANNEL