「子供6人」の人気FPに聞く 教育費づくりと金銭教育第9回 教育費

一方、「お金の使い方ではバランスが大事。子供の教育費に全てをかけて親が老後破綻するようでは、結局は子供の負担を増やすことになるので良くない」とも。また「一番上の子に教育費をかけすぎ、下の子たちに回らないというのも不公平になる」と、子供全員のバランスにも配慮が必要だと訴えます。

幸い、教育費づくりは計画をもって臨めば子供が小さいうちから時間をかけて行えますし、児童1人あたり月5000円~1万5000円の児童手当もあります。ただ、長引く超低金利の中で預金ではほとんど増やせませんし、これまでの主役だった学資保険でも元本割れするものが増えています。では、どんな金融商品を使えばいいのでしょうか。横山さんは「教育費づくりというと、つい色を付けて(利息や運用益を期待して)増やしたくなるが、現在の環境ではそれは難しい。なので大きく増やそうとは考えず、色の付かない元金の部分をしっかり積んでいくという考え方でいい。それにはiDeCo(個人型確定拠出年金)やつみたてNISA(積み立て型の少額投資非課税制度)など、非課税メリットのあるものから先に使っていくのが基本」としています。

iDeCoは60歳まで引き出せませんので、横山さんは「親自身の資産として」という意味で例に挙げているのですが、一方では晩婚・晩産化も進んでいて人生の資金需要のピークが後ずれしていますので、最近はiDeCoのお金を大学生の子供の教育費に充てる、というようなことも実際にあるようです。

いずれにせよ子供自身の将来にかかわるお金ですので、子供がある程度大きくなったら「本人ともよく話し合いながら、家族全体で方針を決めていきたい」ということです。

毎月「家族マネー会議」を開き、小遣いは外貨で

2本目の動画では横山家の金銭教育の実際を紹介しています。

まず、これは相当珍しいと思うのですが横山家では毎月家族8人で「家族マネー会議」を開いているそうです。横山さんの仕事の状況から現在の収入、支出、それぞれの買いたいものやお金の使い道を話し合う会議で、「我が家はいわば『株式会社横山』のようなもの。子供であっても全員が一丸となって、同じ方向を向いて家計に協力していくのを理想としている。家族マネー会議は、そのための『経営会議』といった位置づけ」(横山さん)。私はちょっと感動してしまいました。

近づくキャッシュレス社会
ビジネスパーソンの住まいと暮らし
注目記事
近づくキャッシュレス社会
ビジネスパーソンの住まいと暮らし