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レンジで楽々プチ圧力料理 ライオン「調理バッグ」

日経トレンディネット

2018/4/10

リード プチ圧力調理バッグで調理した和食の定番「サバの味噌煮」
日経トレンディネット

 ライオンは、電子レンジで加熱するだけで圧力調理ができる「リード プチ圧力調理バッグ」を2018年3月に発売した。独自設計の「蒸気口」がついた耐熱性の高いジッパー付きバッグで、材料と調味料を入れ、そのまま電子レンジで加熱するだけで、1~2人分のおかずを作れる。共働き世帯の「時間差調理」のニーズを捉えてヒットするだろうか。

■食材の冷凍保存にも使える

 電子レンジで加熱すると、食材から出る蒸気でバッグが膨らみ、約1.1気圧、102℃の「プチ」圧力がかかる。高い圧力と温度で調理するため、短時間で食材が柔らかく、味が染み込みやすくなる仕組みだ。バッグの中で適度に蒸気を逃し圧力を調整しながら、蒸気が対流して加熱ムラを防ぐので、味も均等に「簡単においしく」調理できるのが特徴。

発表会での通常調理(左)と、『リード プチ圧力調理バッグ』使用時(右)の作り比べの様子

 ジッパーは従来の保存バッグと同じく密閉が可能で、独自設計の「蒸気口」は、加熱前は閉じており、加熱時に発生する蒸気の圧力によって開く。耐冷マイナス60℃、耐熱130℃の特殊素材を使用しているため、冷凍も可能。食材を入れた段階で、加熱をせず、冷凍・冷蔵保存をしておけば、食材が液もれすることなく、保存バッグとしても使用可能だ。

■時間差調理でも「できたてのおいしさ」

 近年、共働き世帯が増えており、結婚していても働いている女性は増加傾向にある。働き方も多様化し、帰宅時間は日によってまちまち。子どもも習い事や塾で忙しく、家族全員がそろって同じ時間に食事をとる機会が減っている。作った料理を温め直すのが、時間差調理のスタンダードだが、どうしても味は落ちる。同調理バッグを使用して、食材と調味料を合わせたバッグを冷凍しておけば、それぞれの食事時間に電子レンジで加熱するだけで、できたてを食べられる。

発表会で筆者も実際に作ってみた。煮崩れず、味も見た目もいい

 調理は電子レンジのみで完結するため、鍋やフライパンなどの調理器具を使わない。子育て層から強いニーズがあった「帰宅後15分で食卓につける」を目指した。煮込み料理が得意で、ラップ調理やシリコーンスチーマーを使う場合よりも、調理時間が短縮できる。

専用レシピで調理できるメニュー。手前から時計回りに、ガパオ、きのこのクリームパスタ、バターチキンカレー

 1~2人分というサイズは、時間差調理に適したサイズだ。1度に食べる量だけを調理し、使用後は捨てられる気軽さは、家族世帯のみならず、一人暮らし世帯にも需要が見込める。ライオンによると、「今後、時間の限られた訪問介護などの分野での活用も期待している」という。

 専用レシピが商品に封入されており、QRコードを読み込めばwebサイトでの閲覧も可能だ。実売価格は300円前後。1回使い切りの商品なので、ヘビーユーズするには、5枚入りというのは少なく感じるかもしれない。

これらの材料を調理バッグに入れて加熱する。カレーなど、洗い物が面倒なメニューも、使用後の調理バッグを捨てるだけでいい

(ライター 小西麗)

[日経トレンディネット 2018年3月19日付の記事を再構成]

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