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キャリアコラム

孫さんも一目ぼれした「クイズ王」 目指すキャリアは

2018/4/1

「チヤホヤされてもいいことはない」と話す水上さん

水上さんは山梨県の出身。ゲームやクイズが好きな少年だった。両親はともに開業医で、父親は整形外科、母親は内科だ。父親のすすめで開成高校を受験して合格した。全国クラスのクイズ選手権で優勝経験のあるクイズ研究部に入り、クイズにはまった。週4日、1日2時間、早押しボタンに向き合った。「高1~2年生は学校の勉強はそっちのけでクイズ漬け」の日々を送った。開成の主力メンバーとして日本テレビの『全国高等学校クイズ選手権』に出場し、優勝した。

■クイズと受験は違う

クイズと受験勉強は似ているようで異なる。クイズは豊富な知識量が必要で、難問は重箱の隅をつつくような質問ばかり。早押しとなると、一を聞いて十を答えるスキルが決め手になる。しかし、東大の入試は論理的な思考力が問われる。高校3年生まで塾にも通わず、クイズに明け暮れていた水上さんだが、「さすがにまずい」と東大受験専門塾の「鉄緑会」の門をたたいた。

国内最難関の東大医学部

東大理3の合格者の3人に2人は鉄緑会出身といわれる最強の進学塾だ。開成など中高一貫の有名進学校では、中学に入学時点から入塾して6年間勉強する生徒が少なくない。しかし、水上さんは1年間でキャッチアップして現役合格を果たした。「記憶力がいいと思ったことはありません。しかし、最小限の努力で最大の効果を発揮する効率的な勉強をするのは得意かもしれません」と話す。

「どうしても東大理3という思いは最初はありませんでした。両親も医者になれと言ったことがありませんが、医学部に行きたいとは思っていました」という。ただ、大学に合格するやいなやクイズ研究会に直行した。

再びクイズ漬けの毎日、様々な大会に出場し、テレビのクイズ番組に引っ張りだこになった。日本テレビの『頭脳王』や、TBSの『東大王』で活躍して、お茶の間の人気者になった。

■調子に乗ったら大変だ

水上さんは、「テレビに出たいというのではなく、クイズがやりたいから、テレビ局に行くという感じなんです。テレビに出て、チヤホヤされて調子に乗っていたら、大変なことになるということはよく分かっていますから」という。

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