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悩み深まる4月の新型花粉症

立川吉笑

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NIKKEI STYLE

隔週日曜に更新している師匠・談笑と私によるまくら投げ企画。今回もよろしくお願い致します。

今日から4月。ポカポカ暖かい日は散歩に出たくなるけど、それをちゅうちょさせるのは花粉症の存在で、毎年この時期は散歩に出かけようかやめておこうか玄関先であれこれ悩むことになる。

音楽でも聴きながらのんびり街を歩きたいけど、帰ってきた後のくしゃみや鼻水が怖い。だったら家でじっとしておこうか、でも日が差し時折すぅーっと風が吹く、そんな中を気ままに歩きたい。散歩しようかやめておこうか自問自答を繰り返すことになる。

そんな中、今年は例年に比べて散歩に出かける回数が減っている。理由は言うまでもなく新型花粉症の存在だ。

花粉症クリエーターの友達によると2018年の花粉症は新型花粉症にしてみたらしい。従来の花粉症であれば対処法も知っているし表に出たくなるけど、今年の花粉症が恐ろしい新型花粉症であるなら、どうしたって家にこもりがちになってしまう。以下、友達に聞いた新型花粉症の特徴をいくつか列挙する。

1、時間差鼻水

例年の花粉症では、花粉を吸引しアレルギー反応が起こると瞬時に鼻水が排出されるが、「18年の新型花粉症の鼻水は23年に出る」とのことだ。つまり、現時点では鼻水が出ないことで症状が軽い気がしてしまうが、それは鼻水の潜伏期間が長期化しているだけで、5年後一気に出てしまう。

5年後、23年の花粉症が新型であれば、その年の花粉症によって出る鼻水は数年後に先送りされ、結果的には今年の鼻水分しか出ないので例年通りの排出量になるけど、もしも23年の花粉症が従来通りの花粉症であれば、23年の鼻水と18年の鼻水が同時に出ることになり、単純計算で倍量の鼻水が排出されることになる。

そうなると、鼻水で溺れてしまう可能性も出てくるため、対処方としては鼻の穴をさらに2つ増やす必要が出てくるかもしれない。

2、鼻なみだ

また、従来であれば鼻水は鼻から出ることになっているが、「18年の新型花粉症の鼻水は目から出る」とのことだ。専門的に説明すると新型花粉症の働きによって神経細胞の結合システムが一度解体され、その後無作為に再結合されることにより、人体の液体排出点に大幅なズレが生じるのだ。その結果、18年の新型花粉症患者は、目から鼻水が出て、鼻から涙が出て、耳からよだれが出ることになる。それ以外の液体がそれぞれどこから出るかはまだ分かっていない。

しかしながら、18年の新型花粉症の鼻水は23年に出るので、今年は目から鼻水が出ることはない。そこは安心していただきたいが、涙は鼻から出るので、逆に言うともし鼻水を垂らしている方を見た場合は、「泣いておられるんじゃないか?」と思って接してあげてほしい。

3、くしゃみの外来語化

鼻水だけでなく、くしゃみについても新型花粉症の影響が出る見通しだ。「18年の新型花粉症のくしゃみは発音がよくなる」とのことだ。従来の花粉症のくしゃみは「ハクション!」と発音することになっているが、新型花粉症のくしゃみはこのハクションの「ション」の部分が英語の「tion」みたいな発音になってしまうのだ。つまり「ハクション!」でなく「ハクtion!」のように聞こえるようになる。「action」とか「station」とか「creation」のように「ハクtion」と発音してしまうことで、くしゃみがまるで外来語のように感じ取れるのだ。

その他、鼻毛に雌しべをエクステしている方だと、受粉して鼻から花が咲いてしまう恐れがあったり、例年のように冗談で「目玉を取り出してゴシゴシ洗いたいわ」と言うと本当に目玉が取れてしまったりと、色々な症例があるのが今年の新型花粉症だ。

などと、花粉症の薬の影響か頭がぼーっとして訳のわからないことを書いているが、今日は4月1日。エープリルフールだから今回くらいは嘘をついてもよいだろうと思ったのもつかの間、そういやこの連載では毎回むちゃくちゃなことを書いているなぁと気がついた。「今は黒い声援しか送れないけど、頑張って黄色い声援を送れるようになりたい(3月4日公開)」とか、「実年齢は非年人間だけど、肌年齢や精神年齢は年女な義理の姉について(1月7日)」とか、「締め切りに追われて素早く文章をタイピングするうちに光の速さも超えてタイムスリップしてしていた(17年10月1日)」とか。

エープリルフールだからと嘘をつくためには、エープリルフール以外の時には決して嘘をついてはいけない。来年のエープリルフールに堂々と嘘をつくために、今年は絶対に嘘をつかないぞ、と宣言した時点で、それがすでに嘘になってしまうから、エープリルフールは難しい。

立川吉笑
 本名、人羅真樹(ひとら・まさき)。1984年6月27日生まれ、京都市出身。180cm76kg。京都教育大学教育学部数学科教育専攻中退。2010年11月、立川談笑に入門。12年04月、二ツ目に昇進。古典落語のほか、軽妙かつ時にはシュールな創作落語を多数手掛ける。立川談笑一門会やユーロライブ(東京・渋谷)での落語会のほか、水道橋博士のメルマ旬報で「立川吉笑の『現在落語論』」を連載する一方、多くのテレビ出演をこなすなど多彩な才能を発揮する。

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