RULE2:床置きをなくし、床面積&動線を確保

人が動く基盤となる床。モノを置いて床のスペースが狭くなると、行動が制限されストレスを生むという。「クローゼットに押し込んで、見た目をキレイにするだけで構いません。動くスペースが増えると思考が活性化されて、考え方も前向きになります」

RULE3:外出&寝る前5分の“パッと見片づけタイム”を

「朝起きたときと帰宅したとき、最初に目にする部屋の状態が散らかっていると、気持ちが沈み、ストレスになります。寝る前と外出前の5分を片づけタイムと决め、テーブルや動線となる床の上など、目につく場所にあるモノだけでも、片づけましょう」

RULE4:起きた瞬間に目に入るモノは「お気に入り」に

「起きた瞬間に見たモノは、印象に深く刻まれ、その日の気分を支配します。目を覚ました瞬間に見るのが『好きなモノ』になるようにしてみて」。天井に俳優のポスターを貼る、目覚まし代わりのスマホの待ち受けを行きたい場所の写真にするなど、工夫を。

【ストレス解消部屋への道 Q&A】

Q.仕事の不安や人間関係のモヤモヤを引きずってしまいます……

A.仕事道具は別の部屋にまとめるなど、視界に入れない

仕事を連想させる道具は、帰宅してすぐに目に入らない場所へ。「仕事用のモノを隔離できるように、しまうスペースをクローゼットなどにつくって。ONとOFFをしっかり切り替えることで、仕事効率もアップ」

仕事道具は帰宅後、視界に入れないように

Q.忙しすぎて、気持ちが落ち着く暇がありません!

A.スマホの充電場所を決め、決めた時間以外は触らない

「現代人の『忙しい』の正体は、実はスマートフォン(スマホ)ということが多い。時間を取られる上、見ることで脳が活動したままになります」。帰宅後は10分程度しか見ないと決め、見えない場所で充電すると、ストレスが減る。

帰宅後は決めた時間以外スマホに触らない

Q.散らかった部屋を片づけなきゃ……と思うのがストレスです

A.不要なモノは箱に入れ、とりあえずクローゼットでOK

完璧に片づけてしまおうと思うと、プレッシャーになることも。「自分にとって大切なモノ、好きなモノは残しつつ、いらないモノはとりあえず見えないところに移動するだけでも、気持ちに余裕が生まれます」

不要なものは箱に入れて取りあえずクローゼットへ

Q.気づいたらインテリアがゴチャゴチャで、落ち着かない…

A.「自分で選んだモノ」だけを残して、しまってみる

インテリアとして飾ったつもりが、なぜか煩雑に……。そんなときは、まず「好きなモノ」だけに絞ってみて。「選別のコツは、自分で選んだモノかどうか。もらいモノ、人に勧められて買ったモノを優先的に片づけましょう」

自分で選んだインテリアだけを残してみる

Q.自分が落ち着くインテリアのイメージが湧きません

A.憧れの人が住んでいる部屋を想像し、近づける

「自分の好みや大切なモノが分からない人は、憧れの人が住んでいる部屋を想像して、それに近づけるといい」。目にする機会があるなら、そのまま真似をして。機会がないなら、「その人ならどうするか」を想像して。

「憧れの人」が住んでいる部屋をイメージしてみる(PIXTA)

Q.親や夫……家族がどんどん部屋を散らかします!

A.「片づけると気持ちいいね」と気持ちを共有

「『片づけて!』と強要するのでなく、『片づけると気持ちいい』など、ポジティブな結果を共有する言い方を」。なぜ片づけられないのか、まず聞くことで「ハンガーが足りない」など、隠れた問題が見つかることも。

「片付けると気持ちいい」を家族と共有してみよう(PIXTA)
伊藤勇司さん
 空間心理カウンセラー。引っ越し業で働きながら、心理学をベースとしたカウンセリング手法を学び、空間と心理に関する独自理論を確立。2008年に独立。著書に『座敷わらしに好かれる部屋、貧乏神が取りつく部屋』(WAVE出版)など。

(ライター 氏家裕子)

[日経ウーマン 2018年3月号の記事を再構成]