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日暮里の繊維街に外国人観光客 手芸の素材まとめ買い 品質やデザインの良さ魅力、成田空港との直通電車も追い風

2018/3/31 日経MJ

フランスから日暮里繊維街を訪れた観光客(東京都荒川区)

成田空港と東京都心を結ぶ日暮里駅。この駅周辺で最近、外国人を多く見掛けるスポットがある。80軒を超える生地・資材屋が集まる日暮里繊維街だ。日本製の生地を買い付けに来たバイヤーだけではなさそうだ。YOUは何しに日暮里へ。街中で話を聞いてみた。

■「ミャンマーではみんな知っている」

フランスから観光で来たオーロラ・シーベーラインさん(25)が、生地店「トマト」でデニム調の生地を買っていた。「リヨンでこんな場所はない。日暮里ならたくさん生地があると友達に薦められた」と話す。買った生地でドレスやシャツを作りたいという。

「日暮里のホテルに泊まっているから来てみた」(オーストラリア出身の夫婦)、「自国より安い」(スイス人観光客)、「日本製の綿を自分用に探している」(マレーシア人女性)――。タイでアクセサリー店を営む男性は「タイにも似たマーケットがあるが、ここなら布もアクセサリーもなんでもそろう」と話す。

綿のプリント地などを扱う、ドウモト商店を訪ねると「富岡製糸場が有名だからか、日本製シルクを探している人が多い」という。日本製の生地は色が落ちにくくて縮みにくいなど、品質に定評があるようだ。

和柄も人気。着物風の柄の生地などを扱う、ミハマクロスでは従来、布団用などを扱っていたが、6年ほど前からミャンマー人が多く訪れるようになった。ミャンマーの民族衣装「ロンジー」では和柄が人気で、土産需要があるという。多い場合は1人当たり100枚ほど買う。価格は2メートルで800~2000円台。生地を買っていた、ミャンマー出身の留学生は「ミャンマーではみんなこの店を知っている」と話す。

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