人気の「1万円」レコードプレーヤー 音質向上に挑戦「年の差30」最新AV機器探訪

小原 今回はMax LPと僕が普段使っているレコードプレーヤー「TechDAS/Air Force One」を、同じアンプとスピーカーで聴き比べてみましょう。音源はコーネリアスが17年に発表したアルバム『Mellow Waves』を使います。

小沼 これ、去年よく聴いていました! アナログレコードも発売されていたんですね。

小原 海外で発売されたアナログ盤です。Air Force Oneでアルバム1曲目の「あなたがいるなら」を聴いてみましょう。

小原さんが使用しているレコードプレーヤー「TechDAS/Air Force One」。2本のトーンアームやカートリッジは、個別にそろえたため、合計金額は限りなく1千万円に近いとか

小沼 残響の揺らぎが細かいところまで聞き取れて、音の立体感や空間的な広がりが感じられて、いつまでも聴いていたくなりますね……。

小原 続いて、小沼さんのMax LPで聴いてみます。

続いて同じレコードをMaxLPにのせて再生する

小沼 うーん、さっきは音が心地よく広がって、音の海を漂っているように感じたのが、Max LPではずいぶんスケールが落ちたように感じます。ビットレートの低いmp3を聴いているような粗さを感じますね。プレーヤーでこんなに違うのか。でも、これがどんなふうに変わっていくのか、楽しみです。

小原 今回はレコードの回転を安定させる方法を試してみましょう。

レコードは重さがモノを言う世界

小原 レコードは細い溝を針が読み取ることで音を発するので、回転がぶれるとそれだけ余計な音が増え、不安定になります。方法はいくつかありますが、まず1つ目はスタビライザーを使うこと。スタビライザーの重さで余計な振動を抑え、安定させることで音をよくします。レコード再生はとにかく重さがモノを言う世界なんですよ。

小沼 よく「重量盤」と書かれたレコードを目にしますが、そういうことだったんですね。

小原 では、聴いてみましょうか。

レコードの上にのっているのがスタビライザー。重さで盤の回転を安定させる
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