投資デビュー「もう少し先」は無駄 時代は変わった悪いお金の習慣をマネーハック(4)

写真はイメージ=123RF
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今月のマネーハックはお金の悪い習慣から卒業しよう、というテーマでした。借金や無駄遣いについての悪癖を改善したり、収入に関する悪い思い込みを捨てたりすれば、あなたのお金の問題は一気に好転してくるはずです。

最後のテーマは「お金の増やし方」です。日本では預貯金の超低利が長期化しています。もう、お金を増やす選択肢として投資を除外し続けるべきではありません。それが悪い人生の選択になりかねないからです。

投資こそカジュアルにすべき時代に

カジュアルな気持ちで借金や無駄遣いをしてはいけない、と今月は強く説明しましたが、むしろ軽い気持ちでスタートしてほしいのは投資です。主たる理由は「時代の変化」や「商品性の変化」です。

まず、たった1本の投資信託で世界中にまんべんなく投資が行えるような便利な商品も買えるようになりました。証券会社によってはそうした投信を最低100円から購入することも可能になりました。投資というと、まとまった金額がないとできないと考えがちですが、もはや投資デビューするために100万円ためる必要はありません。

手数料も大きく下がりました。購入時の手数料がゼロの投信が増えています。世界中に投資できる投信で、運用にかかる手数料(信託報酬)が資産額の年0.3%というものも出現しています。ちょっと前まで購入時の手数料が投資額の2%、運用にかかる手数料が年2%というのが普通であったことを考えれば、これは革命的な価格引き下げです。

利便性も増しています。投信の購入履歴や時価はいつでもスマートフォン(スマホ)を通じて確認することができ、必要ならその場で売却の注文を出すことができます。経済ニュースもスマホを通じて即座にキャッチできます。IT(情報技術)革命は投資情報の量と質、そしてスピードを高めてくれたわけです。

この数十年で起きたこうした時代の変化は、投資を「一部の富裕層だけが行える、ハードルの高いもの」ではなく「カジュアルに利用し、かつそれがユーザーサイドにとって利益になる」ものに変えてくれました。このチャンスを生かさない手はありません。

デビューのタイミングを考えるのは無駄

投資の必要性の話をすると、「そうかもしれませんが、今は投資デビューに適しているでしょうか」という質問がよく出ます。株価がピークよりは下がっていて、しかし、今後の上昇が予見できるようなタイミングに投資をスタートさせたい、という気持ちの表れなのでしょう。

しかし、投資デビューのタイミングを考えることは意味がありません。まず、タイミングを投資初心者が見極められるはずはありません。プロでさえも相場を予見するのは困難なのです。

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