マネー研究所

学んでお得

ウチにも埋蔵金ある? 「休眠預金」の見つけ方 通帳・カードなくても可 旧姓は戸籍謄本で証明

NIKKEIプラス1

2018/3/29

具体的な手続きは銀行によってまちまちだ。ある銀行では、住民票に載っていない口座名義の古い住所に本人限定受取郵便を送り、記者がもう住んでいないことを確認するとのこと。7営業日目以降に窓口で現金を受け取るか、指定口座に振り込んでもらうか選ぶ。口座残高は608円。他行口座に振り込んでもらうと手数料だけで赤字になってしまう。

インターネット専業のソニー銀行は簡単だった。カスタマーセンターに電話をしてカード番号と口座開設当時の名前、住所、電話番号を伝えると「残高が1万1086円ございます」と即答。解約書類を郵送してくれた。もともと自分のお金なのだが、残高が1万円を超えていただけに臨時収入を得た気分になった。

記者は計1万5993円の休眠預金を見つけた

1月に休眠預金等活用法が施行され、10年以上も取引がない休眠預金のお金はNPO法人などを通じ公益活動に回される。その後も預金者が手続きすればいつでも利子を含めて引き出せるが、残高次第では社会のために使ってもらうのも選択肢だろう。

長らく取引のない預金口座は銀行にとっても悩みの種らしい。りそな銀行では残高1万円未満の普通預金で2年以上にわたって取引がない場合、通知文書を発送したうえで年1296円の管理手数料を引き落としている。対象は2004年4月以降に開設された口座。今後は同じような手数料を設定する銀行が増える可能性がある。

自分名義ではなく、認知症になった家族や亡くなった人の休眠預金を探すなら手続きはさらに煩雑になる。認知症の場合、「個別の事情があれば内容を吟味して相談に応じるが、成年後見などの手続きをしていなければ難しい」(大手銀行)とのこと。亡くなった人の休眠口座は相続人の地位を証明して探してもらうことになる。

(畑中麻里)

[NIKKEIプラス1 2018年3月24日付]

マネー研究所 新着記事

ALL CHANNEL