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ウチにも埋蔵金ある? 「休眠預金」の見つけ方 通帳・カードなくても可 旧姓は戸籍謄本で証明

NIKKEIプラス1

2018/3/29

写真はイメージ=PIXTA

お金を預けたまま10年以上も取引がない「休眠預金」は実に年間700億円にのぼるという。それなら記者(44)にも忘れている銀行口座があるかもしれない。早速調べてみた。

大学生のころ実家から仕送りしてもらった口座、就職して初任給が振り込まれた口座、銀行サービスの比較記事を書くためにつくった口座――。自宅のクローゼットの奥に眠っていたバッグを開けると通帳が6冊、キャッシュカードが5枚出てきた。通帳だけ、カードだけを含めて口座は9つ。銀行再編で行名が消えたものもある。

このほかに引っ越しのドタバタでなくしたりした通帳があるのではないかと心配になってきた。「こちらの銀行に口座を持っていたはずなのですが…」といった記憶だけで休眠預金があるか調べてもらえるのだろうか。

記者に休眠口座があるとすれば名義は結婚前の旧姓である可能性が高い。窓口で不審人物と思われないよう改姓を証明できる戸籍謄本を用意して銀行窓口で聞いてみた。

まずは、りそな銀行へ。本人確認書類として運転免許証を見せ、戸籍謄本で口座名義から改姓したことも証明した。最後に「お届けの住所は?」と聞かれ、たまたま番地まで覚えていた住所を伝えると、担当者はいったん離席。数分して戻ってきて「旧あさひ銀行と旧大和銀行に口座があります。2002年の開設で、いまは休眠口座の扱いですね。残高は計2000円です」と教えてくれた。

通帳やカードがなくても、原則として口座名義の「名前」「生年月日」「住所」を証明できれば休眠口座は見つけられるようだ。結婚などで名前が変わっていれば戸籍謄本が必要。引っ越しをした場合も住民票には通常、前の住所の記載がある。もっと昔の住所は戸籍の「附票」に履歴が載っている。

記者の場合、この日は住所を証明できる書類がなかったので後日、住民票と通帳を持って出直した。印鑑が見当たらなかったため、まず紛失届を出し、新しい印鑑を登録してから解約。ようやく2000円を手にしたものの、戸籍謄本や住民票の発行手数料、交通費、窓口で書類に何枚も記入する手間を考えると割に合わない気もした。

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