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濱田めぐみ メリー・ポピンズが劇場にかける「魔法」

日経エンタテインメント!

2018/3/26

『メリー・ポピンズ』の日本初演が3月25日に開幕。世界的に大ヒットしたディズニーの同名映画でも知られる作品のミュージカル化だ。日本版では、濱田めぐみと平原綾香がダブルキャストで主人公メリー役を演じる。オーディションが始まったのは3~4年ほど前。それ以来、「メリーがずっと自分の中にいた」と語る濱田が、「劇場全体に魔法がかかる」という作品の見どころを語ってくれた。

1995年劇団四季オーディションに合格し、3カ月後『美女と野獣』ベル役に大抜擢され、その後数多くの作品に出演。第40回菊田一夫演劇賞、第66回芸術選奨演劇部門文部科学大臣賞、第24回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞。

『メリー・ポピンズ』は2004年、ロンドン・ウエストエンドでの世界初演を皮切りに、ニューヨーク・ブロードウェイをはじめ10カ国以上で上演されてきた。1964年にディズニーが製作した同名映画でも知られる原作を基に、ロンドンに住むバンクス家の子守としてやって来たメリーと、バンクス家の人々との交流を描く。『チム・チム・チェリー』『スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス』など、誰もが耳にしたことがあるであろう名曲の数々と圧巻のダンスシーン、メリーが魔法を使っていろんなものを出したり、客席の上を飛んでいくといったマジカルな演出が話題を呼び、世界中で人気となっている舞台だ。

メリーを演じる濱田は、日本ミュージカル界のトップ女優の1人。95年12月に劇団四季オーディションに合格し、その3カ月後には『美女と野獣』のヒロイン・ベル役に異例の抜てき。その後も『ライオンキング』『ウィキッド』などで日本初演のヒロイン役を務め、退団後も数々のミュージカルに出演。聴く者の心に届く伸びのある歌声と繊細な芝居で、観客を魅了し続けている。

日本での初演にあたり、イギリスからオリジナル版を手がけたスタッフが来日し、けいこに参加。作品の規模が大きいため、稽古期間が長く取られた。日本では、芝居やミュージカルの稽古は、初日の約1カ月前からスタートすることが多いが、3月18日にプレビュー初日を迎えた同作は、1月の初めから稽古に入っていたそうだ。

「朝から晩まで、『メリー・ポピンズ』漬けです(笑)。稽古場に通う車の中でも家でもずっと楽曲を聴いていますし、休憩時間にもセリフを口にしています。『どんなことでもできる』『闇のなかでも道はある』『あなた次第』といったセリフのひとつひとつが心にひっかかるんです。楽曲もどんなに聴き続けていても飽きることはありません。これがディズニー・マジックなのかもしれませんね」

濱田に話を聞いたのは、稽古後の21時すぎ。その日は午前には稽古がスタートしていたそうで、間違いなく疲れていたはずだ。しかし、長い時間メリーにふんしていたことの高揚もあってか、その口調はどこか弾んでいるようにも思えた。

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