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米金利上昇で債券投信が下落 価格変動を抑えるには?

日経マネー

2018/4/13

写真はイメージ=123RF
日経マネー

 株式投資ほどのリスクは取れないが、分散投資でリスクを下げつつ少しでも資産を殖やしたい。こんなニーズに応えた商品として、投資信託が人気を博している。ただ、一口に投信といっても中身は多種多様。自分に合った商品を見つけるには、どうすればいいのか。投信初心者の疑問をプロが分かりやすく解説する。

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Eさん(以下、E) 2018年2月から相場が荒れていますね。株はこれまで大きく上昇してきたので、多少の調整は仕方ないと割り切っています。ただ、債券まで値下がりしているのはなぜでしょうか。

吉井崇裕(以下、吉井) 株と債券の両方が下落しているのは、米国の金利上昇が原因です。金利が上がると債券価格は下がります。また急に金利が上がれば、景気の冷え込みを懸念して株価も下落します。ここ数年続いた金融緩和のしわ寄せが顕在化してきたのでしょう。

E 株と債券は価格が逆に動くと聞いて、インデックス型投資信託の「たわらノーロード先進国債券<為替ヘッジあり>」に投資していますが、じりじり値下がりして心配です。少しでも下落を抑えるにはどうすればいいでしょう。

吉井 米国の金利上昇が主な要因なので、金利が変動した時の債券の価格変動を抑えるしかないですね。

E そんなことできるのですか。

吉井 はい。「デュレーション」という言葉を知っていますか?

E いえ、初めて聞きました。

吉井 これは、金利が変動した時に債券価格がどの程度変わるかを示す数字です。投信の月次報告書に「○年」と表記されています。

E どう解釈するのですか?

吉井 例えば先進国債券インデックス型投信のデュレーションは約7年で、金利が1%変動すると債券価格が7%変化すると解釈します。

E 7%とは結構大きいですね。ということは、デュレーションが小さい投信を選べばいいのですね。

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