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食の達人コラム

衝撃の「生カツ丼」 福井だけじゃない、北陸のカツ丼 カツ丼礼賛(15)

2018/3/23

金沢で出合った生卵がのったカツ丼

北陸3県でカツ丼といえば、ソースカツ丼で有名なヨーロッパ軒がある福井県の存在感が圧倒的だ。福井県のカツ丼のユニークさは、全国的に見ても出色だといえる。しかしながら石川県、富山県にも、地域としての特徴が多くあるわけではないが、なかなか面白いカツ丼・カツ系メニューが存在する。

中でももっとも個性的といえるのが、金沢の皿カツ丼だろう。皿と丼がメニュー名に両方登場する謎の名称だが、簡単に言えば皿盛りのカツ丼で、新潟長岡の洋風カツ丼同様、平皿に盛られる。

「グリル中村屋」の洋風カツ丼 皿盛りのあんかけ

皿カツ丼は複数店で提供されているが、洋風カツ丼というメニュー名のケースもある。昭和13年創業の老舗洋食店「グリル中村屋」は地元の人気店で、こちらの名物メニューとして皿カツ丼は有名だ。

トンカツの上からあんかけがかかるのだが、溶き卵のスープをあんでとじたようなビジュアル。味わいはみたらし団子のたれのような甘辛いもの。洋食店らしいとんかつとも相性がよく、付け合わせのスパゲティや千切りキャベツもいいアクセントになっている。

ちなみにこちらにはミックス丼というメニューもあるのだが、これが皿カツ丼とカレーの相盛り。香ばしく黒っぽいカレーは金沢カレーとばれるものなのか洋食店系のカレーで、もちろん皿に盛られて出てくる。迷ったときには助かるメニューだ。

金沢カレーは最近首都圏・関西圏にも登場し、多くの人に知られるところとなっている。カレーは今や国民食であり、多くのファンがいるメニューではあるものの、チェーン展開しているお店が複数あるのは、ご当地グルメとしては意外に珍しい。

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