おっと盲点? 女心ときめかすパープルのタイファッションディレクター 清水久美子

昔青年、今壮年。中高年ともなると、だんだん似合う色も変わってくるものです。

特にネクタイは、顔をモロに引き立てる小物。ここがピッ!と決まると、好感度はかなり高いものに跳ね上がります。

2回目のデート、男は何を着るべきか?>>

ターンブル&アッサー/タイ1万9000円、シャツ3万3000円(いずれも税別)/ヴァルカナイズ・ロンドン

例えばネイビー。清潔感もアリ、誠実感もアリ。落ち着きもアリという無難な色です。

女性好きもします。

けれど、壮年になってくると、そのまっすぐな色だけでは、社会の荒波にもまれて際立ってくる、壮年の個性を支えきれないように見え、なにか違和感が出てきます。

だからでしょうか。ある時期から――いきなり緑。いきなり山吹色。いきなり赤。様々な「花鳥風月物語」を、Vゾーンで展開していくようになってしまうのだと思います。

そんな「あなた、狩野派……?」なVゾーン迷走期に突入したお年ごろに一言。

女性目線で言わせていただくと一番「やるな」と思う色は、実はパープルだったりするのです。そもそもパープルは、ネイビーとピンクの混ざった色。両方とも女性が好む2色をブレンドした色だからこそ、気にいるのではないかと思うのです。

■清潔感×色気で、男性の深みを演出

清潔感(=ネイビー)と色気(=ピンク)。その両方の色を混ぜてできた色合いは、大人の男性の深みを演出できます。しかも、年齢からくるくすみがちな肌に、「レフ板(反射板)効果」のような、透明感も与えてくれるのです。ぴっかり~!と肌を引き立ててくれます。

意外と苦手意識がある男性は多いですよね。パープルはちょっとキザな印象の色なのでしょうか。けれどこの色を一度使ってみれば、意外にも応用力があり、おいしい色でもあることが分かるはず。

例えば、ネイビーのスーツに合わせてみましょう。途端にコーディネートに大人の深みが顔を出します。

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