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5年前より3倍速い 最新Wi-Fiルーター選び4つの条件

我が家のWi-Fi高速化計画(上)

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NIKKEI STYLE

日経PC21

自宅でスマートフォン(スマホ)やパソコンを利用するときに欠かせない家庭内でのWi-Fi(無線LAN)。最初に設定したときのまま、ずっと使っているという家庭も多いのではないか。新生活が始まるこのタイミングで見直してみてはどうだろう。「遅い」「よく切れる」という不満が解消できるかもしれない。この特集ではWi-Fiをより快適に使うための知識を紹介する。まずは最新のWi-Fiルーターの選び方。現在発売されているモデルは5年前のルーターに比べ約3倍高速化。加えて同時に接続する機器が増えても通信速度があまり低下しないという。

◇  ◇  ◇

自宅のWi-Fiを高速化したいとき、多くの人が考えるのはWi-Fiルーター(親機)を最新の製品に買い替えることではないか。だが、家電量販店などでは数多くの親機が販売されている。3000円ほどの格安機から4万円超の高機能製品まであり、選択に迷う人も多いだろう。そこで親機選びの極意を解説する。注意すべきは「規格」「クラス」「ストリーム数」「ハイエンド機能」の4つだ。これらによって通信速度と価格はおおむね決まる。

接続する子機数でクラスを決める

まずは「規格」を確かめる。現行親機の大半は802.11ac対応だが、格安機の中には802.11nのみのものもあるからだ。最新の親機と約5年前に発売された11nの親機を比べると、11ac対応によって実測値は3倍近くまで高速化している。ここ2~3年に発売されたパソコンやタブレット、スマホはほとんどが11ac対応。子機の性能を生かすためにも11ac対応製品を選ぼう。

次に自分の住環境に合ったクラスを選択する。11ac対応の親機は速度や価格によって大きく4つのクラスに分けられる。

「トライバンド対応クラス」(2万1500円~4万3000円)
「1.73ギガクラス」(7500円~2万7500円)
「1.3ギガクラス」(6000円~1万3900円)
「866メガクラス」(2800円~6800円)

基本的に高価な製品ほど最大通信速度は速く、同時に接続できる子機の数も多い。しかし、接続台数が多くないなら、数千円の格安な866メガクラスで十分だ。

速度はストリーム数で変わる

次に「ストリーム数」を確認する。親機や子機が対応するストリーム数が多ければ、通信が速いだけでなく、多くの子機を接続しても速度が低下しにくい。11ac対応製品は1本のストリーム当たり433Mbpsで通信できる。このストリームが複数あれば並行してデータをやり取りでき、それだけ速度は上がる。

ただし、ストリーム数が多い親機は高価だ。現行では「4×4」対応の子機はないので、コスパ重視なら価格がこなれてきた「2×2」か「3×3」から選ぶとよい。

 たくさんの子機をつなぐ予定なら、「ビームフォーミング」と「MU-MIMO」に対応する製品を選びたい。

ビームフォーミングは、親機が子機の位置を特定し、その場所に最適な電波を送信する技術。親機と子機がビームフォーミング対応なら特別な設定をしないで使える。

MU-MIMO(Multi User - Multiple Input Multiple Output=マルチユーザーマイモ)は複数の子機をつないだときの速度低下を防ぐ技術。その基となったMIMOでは複数の子機と通信する際、すべての子機に対して同じデータを送信するため、子機側で必要なデータを選別する必要があった。このため、同時に通信する子機が増えると通信速度が遅くなる。

それに対してMU-MIMOでは、ビームフォーミングで子機の位置を特定し、子機ごとに最適化したデータを電波に乗せることで高速化を図る。ただし、利用するには子機側もMU-MIMOに対応している必要があり、スマホでは対応機種が少数派だ。

ハイエンド機能は必要に応じて

同時に接続したい子機が十数台もある場合は、トライバンド対応クラスを選びたい。5ギガ帯を2つに分割し、それぞれの周波数帯に子機を割り当てて速度の低下を防げる(図10)。例えば、バッファローの「WTR-M2133HP」は特定の子機だけに高速な周波数帯を割り当てるといった芸当もできる。

このほか、1.73Gbpsより高速な「2.16Gbps対応」をうたっている親機もある。それらは1つの信号に乗せるデータ量を増やしている。

Wi-Fiではデータを電波向けに変換して送出しており、これを「変調」と呼ぶ。11acでは主に256QAM(カム)という変調方式を使い、1つの信号に8ビットのデータを乗せる。次世代の規格11axでは10ビットを乗せられる1024QAMがサポートされる予定で、通信時のデータ量は1.25倍となる。2.16Gbps製品はこの技術を先取りしたものだが、利用するには子機側も対応が必要。対応するUSB子機やノートパソコンはまだないので、現状では技術の先物買いが好きなマニア向けといえる。

クラス別お薦め親機3モデル

最後に、主要メーカーの主な製品の中からお薦めの製品を紹介する。すべて11ac対応で、ビームフォーミング機能を装備。有線端子は1ギガだ(※実勢価格は2018年3月下旬、家電量販店ネットショップ調べ)。

 出色なのは1.73ギガクラスの「WN-AX2033GR」(アイ・オー・データ機器)。価格が1.3ギガクラス並みに安い。ただし2.4ギガ帯の11nが300Mbpsで、搭載CPUも880MHzとやや低速。接続する子機が少数で壁(11acは遮蔽物に弱い)が少ない住環境なら最右翼といえる。

1.3ギガクラスでは「WG1900HP」(NECプラットフォームズ)をお薦めしたい。ストリーム数は「3×3」だが、受信アンテナが4本あり安定した通信が見込める。価格が安いのもうれしい。

866メガクラスでは、コスパの高い「WRC-1167GHBK2-S」(エレコム)を一押しとしたい。

(日経PC21編集 安藤正芳)

我が家のWi-Fi高速化計画
5年前より3倍速い 最新Wi-Fiルーター選び4つの条件
自宅のWi-Fiが遅い そんなときに試したい改善策3つ
ルーターの場所でWi-Fiは速くなるか 4つの実験

[日経PC21 2018年4月号掲載記事を再構成]

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