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もうかる家計のつくり方

「プロに頼めば節約できる」 アラフィフ夫婦の勘違い 家計再生コンサルタント 横山光昭

2018/3/21

写真はイメージ=PIXTA

 大学教員のJさん(49)は自営業の夫(51)と高校生の娘の3人暮らしです。Jさんの給与の手取りは月約42万円。最近、脱サラして自営業を始めた夫の事業はまだ利益が出ていません。このため、夫の退職金を含めて1800万円ある貯蓄を取り崩し、生活費に繰り入れています。Jさんは「貯蓄もあるし私の収入もあるので家計に大きな不安はないが、一度プロに見てもらいたくて」と相談に訪れました。

■3人暮らしで食費が月13万円

 Jさん夫婦は夫が脱サラする前は家計を別々に管理していました。しかし、夫が独立して自営業を始めるのを機に、事業資金と生活費は切り分けたほうがいいと判断。生活費、つまり家計は共同で管理することにしました。

 また、夫の事業が軌道に乗って利益が出るまでは、貯蓄から月20万円を生活費に拠出することにしました。Jさん夫婦は表計算ソフトで支出を管理して共有しています。しかし、夫は自身の事業の帳簿に目を通すのが精いっぱいで、家計管理はもっぱらJさんというのが実情です。

 Jさんによると、夫が会社勤めをしていたときに比べると生活費はかなり減らしているといいます。ただ、Jさんも大学の仕事が忙しく、家事にはなかなか手が回りません。食事は「料理をする時間がない」ためデリバリーや弁当、総菜が中心で、食費が月に約13万円もかかっています。また週に一度、家事代行サービスを3時間利用し、部屋の片づけや掃除、洗濯、食事の準備をしてもらっています。

■高校生の娘には教科ごとに家庭教師

 娘の教育費も月約9万円と高額です。これは大学受験に向け、苦手な英語と数学を克服させるため、それぞれ別々の家庭教師をつけているためです。Jさん夫婦は「教科ごとに専門の家庭教師をつけないと、中途半端な家庭教師では成績は上がらない」と言い切ります。

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