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長期連載マンガTOP30 『ゴルゴ13』は50年皆勤賞

日経エンタテインメント!

2018/4/10

 連載開始から20年以上の長寿マンガをランキングにして、長く人気が続いている作品を探ってみた。連載50年を数える『超人ロック』『ゴルゴ13』から、連載20年超えを果たした『ONE PIECE』『HUNTER×HUNTER』まで上位30作を見ると、小学館の青年マンガ誌に長期連載作品が多いことや、少女マンガの定番作品が1970年代半ばに集中して生まれていることが分かった。

新聞・一般週刊誌連載作、4コママンガ誌連載作は除く。※は作品名の一部が途中で変更になっているシリーズ
『超人ロック』 1967年に同人誌で連載がスタート、77年に商業誌へ進出した。連載開始からの年数は『ゴルゴ13』を上回る最長寿マンガだ

 1位の『超人ロック』は同人誌連載からスタートして、『週刊少年キング』『月刊OUT』など掲載誌を転々としながらも現在まで続く、不倒のSFマンガとして知られる。劇場版アニメや、OVAとして映像化もされ、根強いファンの多い作品だ。

 2位の『ゴルゴ13』は『ビッグコミック』で50年もの連載が続く有名作。この間に休載が無く、「皆勤賞」を続けているというのも驚異的だ。リイド社の単行本は187巻を数える。

 3位の黒鉄ヒロシ『赤兵衛』は江戸の侍を主人公にしたナンセンスギャグマンガ。これも『ゴルゴ13』と同じく『ビッグコミック』の連載作品だ。

『ゴルゴ13』 超一流の狙撃手「ゴルゴ13」こと、デューク東郷が世界中で暗躍する姿を描く

 今回のランキングでは、小学館の『ビッグコミック』系青年誌に長寿連載が多いことが分かった。4位『三丁目の夕日』、10位『釣りバカ日誌』、20位『風の大地』、26位『黄昏流星群』が『ビッグコミックオリジナル』の連載作。11位『気まぐれコンセプト』、13位『美味しんぼ』は『ビッグコミックスピリッツ』の連載作だ。

 1968年創刊『ビッグコミック』、72年創刊『オリジナル』、80年創刊『スピリッツ』と、掲載誌自体が長寿雑誌である。読者に愛され続ける連載作が、雑誌の人気を支えてきたといっていいだろう。

 少女マンガでは75~76年連載スタートの4作が長寿作として知られている。『なかよし』連載の4コママンガ『わんころべえ』、そして少女向けストーリーマンガの金字塔として知られる3作、『ガラスの仮面』『王家の紋章』『エロイカより愛をこめて』がそれだ。『ガラスの仮面』以下の3作は、いずれも長い休載期間があったが、長年のファンに支えられ、今なお新刊が待ち望まれている作品だ。

『ガラスの仮面』 平凡な少女・北島マヤが演劇と出会い、秘めた芝居の才能を開花させていく

 少年マンガでは、76年連載開始の『こちら亀有公園前派出所』が少年誌の連載最長記録を長く誇っていたが、2016年に連載40周年と単行本200冊を花道として、連載終了となった。

 現在の少年マンガの長期連載作は、作品名や掲載雑誌が変わりながらも続いている『キャプテン翼』と『ジョジョの奇妙な冒険』、そして王道のボクシングマンガ『はじめの一歩』、アニメ作品の人気も高い『名探偵コナン』などが挙げられる。

 『少年ジャンプ』からは、国民的人気作の『ONE PIECE』と『HUNTER×HUNTER』が連載20年突破の長寿マンガ入りを果たした。いつまで連載は続くのか、『ジャンプ』の先輩である『こち亀』の記録にどこまで迫ることができるか、ファンには気になるところだ。

(日経エンタテインメント!編集 高宮哲、ライター 平山ゆりの)

[日経エンタテインメント! 2018年4月号の記事を再構成]

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