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楽天が「かけ放題」終了 放置すると思わぬ高額請求も

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NIKKEI STYLE

格安な料金で人気のMVNO(仮想移動体通信業者)、なかでも「楽天モバイル」は140万回線を突破するなどとりわけ人気が高い。その理由の一つが、大手携帯電話会社と同様の通話定額サービス「楽天でんわ かけ放題 by 楽天モバイル」(以下「楽天でんわ かけ放題」)を提供していること。通話重視のMVNOユーザーにとって貴重な選択肢だった。ところが、このサービスは2018年3月末で終了する。ユーザーはどうすべきなのか探ってみた。

終了するとどうなる?

最初に、楽天が提供する通話料割引サービスについて確認しておこう。

楽天では、契約手続きをすれば通信会社を問わず誰でも利用できる通話料割引サービス「楽天でんわ」をグループ会社の楽天コミュニケーションズを通じて提供している。その他、楽天モバイル向けのオリジナルオプションとして、楽天でんわかけ放題と、各通話最初の5分間だけが無料になる「楽天でんわ5分かけ放題 by 楽天モバイル」(以下「楽天でんわ5分かけ放題」)がある。今回、終了するのは楽天でんわ かけ放題だけで、楽天でんわ5分かけ放題は継続して提供される。

楽天でんわ かけ放題を契約していて、3月末のサービス終了までに何も手続きをしなかった場合は、2018年4月1日から従量制の楽天でんわに自動的に契約が切り替わる。

従量制の契約では30秒当たり10円の通話料がかかるので、1時間分の通話料金は1200円。もし、従量制の楽天でんわで1カ月の合計通話時間が1時間59分を超えた場合は、通話料金が楽天でんわ かけ放題の月額料金2380円を上回ることになる。楽天でんわ かけ放題の終了を知らずに長電話をしてしまうと、思わぬ金額を請求されてしまうことになる。

代わりになるサービスはある?

では、楽天でんわ かけ放題の代わりになるサービスはないのか。楽天モバイルを使い続ける場合、他社の格安SIMに乗り換える場合、大手携帯電話会社に乗り換える場合の3パターンで考えてみよう。

●引き続き楽天モバイルを使い続ける

楽天モバイルを使い続けるなら、楽天でんわ5分かけ放題に契約を切り替えるのが有効だ。2018年3月31日までに手続きをすれば、翌4月1日から楽天でんわ5分かけ放題が利用できる。

利用料金は楽天でんわ かけ放題と比べて毎月1530円安くなるが、通話料が無料になるのは各通話最初の5分間のみ。5分を超えた通話時間の合計が毎月1時間16分30秒を上回ると、楽天でんわ かけ放題を契約していたときよりもコストは増える。

1回の通話時間が5分以内で済むことが多い人や、楽天モバイルから他の通信会社に乗り換えたくない人は、この方法を選ぶといいだろう。

●他の格安SIMに乗り換える

楽天モバイルに留まらずに、より良い条件で通話料割引オプションを提供する他社の格安SIMに乗り換える方法もある。

例えば、IIJの格安SIMサービス「IIJmioモバイルサービス」では、通話定額タイプの通話料割引オプションを2種類提供している。このうち、各通話最初の10分間が無料になるオプションは月額830円で、楽天でんわ5分かけ放題よりもコストパフォーマンスに優れる。

ユニークなのがNTTコミュニケーションズが運営する「OCN モバイル ONE」の通話料割引オプション「トップ3かけ放題」。当該月に電話を掛けた相手のうち、通話時間が長かった国内の上位3番号宛ての通話料が無料になる。月額850円だ。上位3番号に限定したかけ放題プランといえるサービスで、特定の相手に電話を掛けることが多ければ検討したい。

また、BIGLOBEの「BIGLOBEモバイル」などのように、毎月一定の無料通話分が付くセットプランや通話料割引オプションを選べるところもある。

1回の通話時間が10分を超えることが多かったり、不特定多数の相手によく電話を掛けたりする人は、無料通話分付きの料金プランやオプションが選べる格安SIMに乗り換えるのもいいだろう。

ちなみに、2018年1月31日の時点で楽天でんわ かけ放題を契約していたユーザーは、楽天モバイルの契約解除料と携帯電話・PHS番号ポータビリティー(MNP)制度の転出手数料が免除される(2018年12月末までの期間限定)。そのため、楽天でんわ かけ放題の終了をきっかけに楽天モバイルから他社へ乗り換えることで生じるコストは、新規契約手数料やSIMカード発行手数料といった、転入先でのコストのみとなる。

●大手携帯電話会社に乗り換える

格安SIMから離れて、通話定額プランを提供する大手携帯電話会社に乗り換える(戻る)方法もある。

最近の大手携帯電話会社は、データ通信の容量は少ないが、その分割安な料金プランや、毎月のデータ利用量によって料金が変わるプランなど、MVNOを意識した料金プランを展開している。

ここでは、大手携帯電話会社のMVNO対抗プランのなかでも特に割安なauの新プラン「auピタットプラン」と「auフラットプラン」に通話定額サービス「カケホ」を適用した月額料金と、楽天モバイルの「組み合わせプラン」に楽天でんわかけ放題を適用した月額料金を比較してみる。なお、auの月額料金はいずれも2年契約ありで、「auスマートバリュー」などの割引は非適用として計算した。

auピタットプランは、データ利用量に応じて月額料金が変わる。auフラットプランは通信容量が毎月一定だが、auピタットプランでたくさん通信する場合よりも割安な大容量プラン。割引などを考慮しなければ、ドコモやソフトバンクで同程度の通信容量を一人で契約する場合と比べて、auの新プランは毎月500円から1500円ほど安い。

楽天でんわ かけ放題を契約したユーザーの月額料金は、通信容量が月3.1GBまでなら3980円だったので、通信容量が少なくて済む人がauに乗り換えると割高になる。

ただ、月20GBまでなら7130円、月30GBまでなら8530円かかる。特に月20GBまでの料金プランと楽天でんわ かけ放題を組み合わせていた場合、auフラットプラン(カケホ)の同容量との差額は370円だ。利用している通信容量が多い人は、楽天モバイルから乗り換えたとしても、わずかなコスト増で済むことになる。

しかも、大手携帯電話会社では、全国に広がる店舗網での店頭サービスやキャリアメールなど、MVNOにはないサービスを享受できる。2年ごとの自動更新契約(いわゆる2年縛り)のようなデメリットもあるが、ビジネスで電話を掛ける機会が非常に多い人や、家族、親戚、友人との長電話が欠かせないという人は、大手携帯電話会社の通話定額プランに戻ることも検討してみよう。

(ライター 松村武宏)

[日経トレンディネット 2018年3月6日付の記事を再構成]

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