Men's Fashion

濃紺スーツのVゾーンは「紺白+1柄」でキリリと絞る

How to

定番色の基本ルールと応用ルール

2018.3.23

MEN'S EX

最もベーシック、かつドレッシーな濃紺無地スーツの醍醐味はキリリとした精悍さ。これを活かすためにも、コーデの色みは紺と白に絞るのが好ましい。そのうえで差す1柄が、魅力的に映えるのだ。




基本ルール。タイの地色はスーツと同じ濃さに

クラシック回帰の気分にもぴったりハマる

3ピーススーツに白のタブカラーシャツを合わせた、英国クラシックテイスト色濃いコーディネート。紺×白の抑制の効いた色遣いが織りなす精悍な印象とともに、どこかフランクな趣が感じられるのは、1柄差したプリントのドット模様のおかげだ。

タイ 1万4000円/ジョン コンフォート(フェアファクスコレクティブ) スーツ 17万7000円/タリアトーレ(トレメッツォ) シャツ 2万9000円/バルバ(バーニーズ ニューヨーク) 時計 82万円/ゼニス(LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス) メガネ 4万4000円/アイヴァン 7285(アイヴァン 7285 トウキョウ) チーフ〈スタイリスト私物〉

信頼感満点! でいて堅苦しくない理想バランス

合わせを選ばない万能の濃紺無地スーツだが、その一方で、絶対に外さない基本のスタイリングルールというものがある。それが、「紺白・1柄」。この単純明快なルールさえ押さえれば、好印象をもたれるキリリと精悍なビジネススタイルを、誰もが簡単に演出することができるのだ。

紺白の2色に抑える理由は、濃紺無地スーツが備えるシャープな趣や清潔感を、最大限に引き出すため。シャツは自ずと、プレーンな白無地が活躍する。1柄を差すタイの地色は浅い紺でなく、スーツと同トーンの濃紺を。そのほうが断然、精悍な印象になる。こうして色みをストイックな紺白に徹すれば、自ずとタイの柄も映えるというもの。信頼感があり、でも堅苦しくない理想のバランスがここに完成する。若々しさや貫禄、落ち着きといった求める印象に応じタイの柄を使い分ければ、さらなる洒落者の境地が拓けるだろう。