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食の達人コラム

納豆好きなら塩で食え 強い粘りと濃厚な甘味とうまみ 魅惑のソルトワールド(14)

2018/3/16

ここまでお読みいただいた方は、きっとすでに「塩納豆」を試してみようという気になっていると思います。そこで、ここからは、納豆におすすめな塩をいくつかご紹介したいと思います。純粋な塩から、ちょっとした変わり種まで。幅広い塩と合わせて味わいのバリエーションが広がる懐の深さも、納豆の魅力の一つです。

星の砂塩 カルシウム豊富で納豆の甘味を引き出す

星の砂塩 隆起したサンゴ礁でできた、鹿児島県の与論島。その沖合の水深500メートルからくみ上げた海洋深層水を約30時間かけてじっくり煮詰めてつくられる海水塩です。カルシウムの含有量が100グラム中1.15グラムと非常に多く、かどのないまろやかなしょっぱさと、ほのかな苦味と上品な甘味が特徴の塩です。大豆の甘味をしっかりと引き出してくれます。ごはんにかけて食べる時におすすめ。

落花塩 ナッツと納豆の相性は意外と良い

落花塩 ヨーロッパや中東で人気の「デュカ」にヒントを得て生み出された調味塩です。海外産の天日塩に、神奈川県西湘産の落花生やカシューナッツ、クミンなどをブレンド。粗くひかれたナッツの食感と油分が納豆のコクをさらに強くするとともに、深煎りナッツの香ばしさとスパイスの風味が、意外にも発酵臭と相性抜群で、少しエスニックな風味を醸し出してくれます。そのままおつまみとして食べる時におすすめ。

アドリア海の風 燻製塩で即席おつまみに

アドリア海の風 スロヴェニアの塩田にアドリア海の海水を引き入れ、太陽と風の力だけで濃縮・結晶させた完全天日塩。この塩だけでも濃厚なうまみがあり人気を博していますが、それにほれ込んだ燻製職人が、自社の燻製工房でじっくり丁寧に燻製にかけたのがこちらの調味塩。納豆の香りと燻製の香りがほどよく相まって、コクとなって舌と鼻を楽しませてくれます。お酒のアテにするときにおすすめ。

海みたま 梅の塩 梅干しの酸味でさっぱりと

海みたま 梅の塩 宮崎県と大分県の県境にある無人島まで船を出して海水を取水して作った海水塩を、地元・延岡産の梅干しを作る際に出た梅酢に漬け込み、さらに梅干しを乾燥し粉末したものをブレンド。昔ながらのおいしい梅干しをそのまま食べているかのようなしっかりした酸味とうまみを感じられます。梅干しの酸味としょっぱさによって、さっぱりとしたあと味に。ごはんにももちろん、パスタやうどんにも。

わさびのおいしいお塩 本格わさび塩で大人の味わい

わさびのおいしいお塩 静岡県のわさびの老舗・田丸屋本店が作り出した、わさびの風味がしっかり楽しめる調味塩です。国産海水塩に、自社のわさび粉末、さらに昆布粉末をブレンド。昆布が入っているので、味覚の相乗効果で納豆のうまみをさらに強く感じます。しょっぱさはまろやかなので、少し多めにふりかけてしっかりかき混ぜると、ツンとくるわさびの風味が楽しめます。納豆をお酒のアテにして飲む時などにおすすめ。

合わせる塩によって、引き出される納豆の味わいや香りも変化しますし、調味塩を合わせると、思いもよらないマリアージュを楽しませてくれることも。いろいろ試して、ぜひ自分のお気に入りの組み合わせを見つけてみてくださいね。

(一般社団法人日本ソルトコーディネーター協会代表理事 青山志穂)


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