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女性管理職が語る

多様な視点、革新の母に 「女性が少数派」は伸びしろ 積水ハウスダイバーシティ推進室部長 小谷美樹氏

2018/3/15

小谷美樹・積水ハウスダイバーシティ推進室部長

管理職として活躍する女性が仕事やプライベート、働き方への思いを自らつづるコラム「女性管理職が語る」。8人の女性管理職が交代で執筆します。今回は、積水ハウスダイバーシティ推進室部長の小谷美樹氏です。

◇  ◇  ◇

女性の活躍の利点は労働力確保だけではありません。男性中心だった組織が女性の視点も持つようになることで、イノベーションが起きやすくなり、付加価値の創造や新たなビジネスが発展する可能性が高くなります。

現在、私はダイバーシティ推進室の部長として多様な人材が活躍できる社内制度や風土づくりを行っています。組織の多様性(ダイバーシティー)が高まったことでイノベーションが生み出しやすくなったと感じるようになりました。

2010年に当社の創立50周年モデルの1つとして商品化した「ぐるりん断熱」は、組織の多様性によって生まれた商品の代表例です。

ぐるりん断熱は、その名前のとおり、家を断熱材でぐるりと包み込むことで省エネルギー効果を高めるとともに快適さを実感できるようにしています。私がリーダーを務めた開発チームは、性別や経歴、年齢などがバラバラの、まさに多様なメンバーで構成されていました。メンバー一人ひとりの提案と個性がイノベーションを生み出したと思っています。

組織の多様性を増すには女性が活躍できる分野を広げる必要があります。これまであまり女性が存在しなかった分野では、女性の視点や考え方は斬新さがあります。未開拓であるがゆえに能力を発揮できる余地が残っているのです。

建築の分野は男性が多数を占めています。私も新入社員だったときには技術職として入社したにもかかわらず「女性は施工現場実習を受講しなくてもよい」などと言われたことがありました。

ただ、住宅のお客様の半分は女性です。ご夫婦で家を建てる場合でも決定権は奥様が握っている場合が多いのです。設計や商品開発では、女性の視点や感性を生かして価値を提供できることがたくさんありました。

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