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「異色」の経産官僚への道は 海外大にも門戸開放

2018/3/14

経済産業省大臣官房秘書課の神田啓史課長補佐

霞が関のキャリア官僚といえば、東京大学など難関大学の学生が目指すエリートというイメージが強かった。ただ、官僚批判もあり、人気が下がるなか、報酬が高い外資系企業などを選ぶ人が目立つ。その中で「霞が関の異色の存在」と言われる経済産業省は新たな人材発掘を模索している。同省で研修・採用を担当する大臣官房秘書課の神田啓史課長補佐は「経産省は、国家経営でアクセルの役割を担う」と強調する。変革を担う省庁を自任する経産省が求める人物像を聞いた。

■経産省は霞が関の「アクセル」

――経産省が求める人物像とは。

「大きく分けて3つあります。1つは『パッション(情熱)』です。経産省は、霞が関のなかでもユニークで、世の中を変えていく役割を担う役所です。私はよく国家経営をクルマにたとえて『ブレーキなきクルマは事故しか起こさない。アクセルなきクルマは動かない』と話します。アクセルもブレーキも必要で、経産省はアクセルの役割です。何かをしてやろうという気持ちがなければ、どうにもならない省庁です」

「2つ目は『論理的に考える力』です。情熱だけで世の中が変わるなら、こんなに楽なことはない。行政官たるもの、なぜこの政策をとるのか、今なぜやるべきなのか、国民に説明する責任があります。そのためには論理的に理解し、話せる力が必要です」

「3つ目は『人間力』です。私たちと他省庁との大きな違いは、分かりやすい事業領域や莫大な予算ではなく、世の中のモメンタム(勢い)を生み出す役割を担っているところです。そのため、他の省庁や企業など、外部の関係者との仕事が多い。彼らは『自分たちと一緒に汗をかいてくれるか』『口先だけの役人じゃないか』と、私たちをみています。外部の人たちとしっかりした信頼関係をつくらなければ、本音も聞けず、結果として現場を分かっていない政策になりかねません。現場を知るには、人間力が必要です」

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