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最新「多機能」ペン 価格、替え芯で製品の幅広がる 納富廉邦のステーショナリー進化形

2018/3/22

1本持っていると仕事に便利な多機能ペン。ボールペン自体の性能がアップしたおかげで、多機能ペンは以前よりずっと使いやすくなっている

仕事で持ち歩くペンを選ぶとき、最初に候補にあがるのはボールペンやシャープペンシルなど、異なるジャンルの筆記具が1本の軸にまとまっている「多機能ペン」だろう。最新の多機能ペンにはどんなものがあるのか。長年文具を見続けた納富康邦氏が解説する。

◇  ◇  ◇

発表会の取材に行くと、そこに来ているライターが「ジェットストリーム 4&1」(三菱鉛筆)を使っているのをよく見かける。低粘度油性でスイスイ書けるボールペンが黒、赤、青、緑と4色、さらに0.5mmのシャープペンシルまでが1本に収まって1080円という、とりあえず持っていれば困ることがない筆記具なのだから、人気があるのも当然だろう。

ジェットストリーム 4&1のような、ボールペンとシャープペンシルなど、異なるジャンルの筆記具が1本の軸にまとまっている製品を「多機能ペン」と呼ぶ(一方、赤と青と黒のボールペンが1本にまとまっているタイプの製品は「多色ペン」と呼ばれる)。

多機能ペンといわれ多くの人が思い浮かべるのは、1977年、ゼブラが発売した「シャーボ」ではないだろうか。「右へ回すとシャープペン、左に回すとボールペン」のコピーで大ヒット商品となった「シャーボ」は、リニューアルし、今も「シャーボX」という名前で販売は継続中。購入時に軸、「リフィル」と呼ばれる交換できるインク芯(油性インク、ゲルインク、エマルジョンインクの各色)、シャープペンシル(0.3、0.5、0.7mmから選ぶ)を好きに組み合わせることができる。高級筆記具路線の多機能ペンの代表的な製品だと言えるだろう。

三菱鉛筆「ジェットストリーム 4&1」。メタリックな塗装の軸にラバーグリップの組み合わせは、実用性と高級感を両立させている。黒、赤、青、緑の油性ボールペン(ジェットストリーム)と0.5mmシャープペンシル搭載。1000円(税別、以下同)
「シャーボX」は細軸の普及タイプLT3(写真下)や、多機能高級タイプのTS10(同上)など、軸のデザインや機能によってバリエーションも用意された、シャーボの現代版。リフィルはシャープ機能も含め、自由に組み合わせられる。3000円~

■違いは「シャープペンシル」機能

多機能ペンの場合、メカニズムの最大のポイントは、シャープペンシルの芯の出し入れ用ノックボタンを、どこに配置するかということになる。

前述の「ジェットストリーム 4&1」は、ボールペンは軸の上辺にある各色に合わせたノックボタンを押すのだが、シャープペンシルはクリップを押すようになっている。芯の出し入れは、さらにクリップを押し込んで行うのだ。シャープペンシル部分を引っ込めるには、ボールペン部分のノックボタンのどれかを軽く押せば良い。現在、比較的安価な多機能ペンの場合、このシステムが一般的のようだ。尻軸のキャップを外すと、消しゴムが入っているあたりも、きちんとシャープペンシルとして使えるようになっている。

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