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ポイント賢者への道

ETCカード、年会費に注意 クレカと併せて損得判断 ポイント賢者への道(53)

NIKKEIプラス1

2018/3/14

写真はイメージ=PIXTA

高速道路の料金所にあるETC(自動料金収受システム)を通過するのに必要なのがETCカードです。ETCカードは一度作ったまま使い続ける人が多いようです。かつては年会費などはかからず、それでもよかったのですが、ここ数年は年会費や発行手数料をとるケースが増えています。ETCの利用状況などに応じてカードを見直すこともときには必要です。

ETCカードは一般にクレジットカード会社が付随サービスとして発行しています。利用するにはクレカの所有が前提となります。そのクレカで通行料金を決済するため、ポイントを獲得することが可能です。

ただ、年会費などは通常ETCカード単独で設定されています。例えば三井住友ETCカードは、1年間ETCを利用しないと、500円(税別)の年会費がかかります。

楽天ETCカードは原則として500円(同)の年会費が必要です。本体のクレカ(楽天カード)だけをみると、年会費は無料でポイント還元率も高くてよいのですが、ETCカードと併せて損得を考える必要があります。ちなみに楽天ゴールドカードの保有者、ポイントクラブのプラチナ会員以上の人はETCカードの年会費は原則無料です。

クレジット・ETCカードによっては、ETC利用分を対象に、ポイント還元率を高くすることがあります。三菱UFJニコス VIASOカードや、名鉄ミューズカードは還元率が通常の2倍になります。反対にライフカードのようにETC利用分はポイントが付かないこともあります。

ETCカードの利用者はクレジットカードと併せて手数料やポイント還元率などを比較点検してみましょう。次回は、高速道路会社が運営している「ETCマイレージサービス」について取りあげます。

菊地崇仁
北海道札幌市出身。1998年に法政大学工学部を卒業後、NTTに入社。社内システムやLモードの料金システムの開発などに携わり、2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。06年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、11年3月代表取締役に就任。一般からプラチナまで、57枚のクレジットカードを所有。

[NIKKEIプラス1 2018年3月10日付]

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