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700g台のモバイルPC 駆動時間や軽さなどで富士通

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日経トレンディ

縮小が続いてきたノートPC市場。だが、調査会社のBCNによると2017年のノートPC市場は販売台数が前年比102.8%、販売金額が同101.5%とようやく底を打った。JEITA(電子情報技術産業協会)の調査では、17年度第3四半期の「モバイルノート」の出荷台数は前年比115%と他ジャンルよりも大きく伸長。追い風となっているのが13型クラスの軽量モデルだ。

このジャンルで激しく火花を散らしているのがNECパーソナルコンピュータ(以下、NEC)と富士通。17年1月に富士通が13.3型で約777gの「世界最軽量モデル」をリリースすると翌2月にはNECが約769gの13.3型モデルを発表して対抗。10月には富士通が約748gの新モデルで再び逆転するなど、まさに身を削るような軽量化の戦いが繰り広げられているのだ。

モバイルノートのポイントである、「重さ」と「バッテリー駆動時間」はトレードオフの関係。両社の最軽量モデル「LAVIE Hybrid ZERO HZ350/GA」と「LIFEBOOK UH75/B3」を比較してみたところ、モバイル性で優位に立ったのは富士通だった。公称の駆動時間はNECの約6.5時間に対して、より軽い富士通は約8.3時間。高負荷をかけた状態のベンチマークテストでも富士通がリードした。本体やACアダプターも富士通のほうが軽い。

両モデルとも見た目は同じ薄型ノートPCだが、細かな機能に注目すると方向性の違いが明らかになる。

NECは360度回転するタッチディスプレーを搭載しており、キーボードを液晶の背面に回せばタブレットのようにも使える「2in1モデル」。簡単なプレゼンや商品説明など、ディスプレーを第三者にも見せながら使うようなシーンに特に向いている。折りたたんでタブレットスタイルにすれば、縦型のビジネス書類を大きく画面表示でき、相手にも見せやすい。

コンパクトでありながらもPCとしての機能が充実しているのは富士通だ。デスクトップPCと遜色のないキーピッチ19mmのフルサイズキーボードを採用し、文字入力にストレスは全く感じなかった。キーボード部には指紋センサーを搭載。パスワードを入力せずにウィンドウズにログインできるなど、情報保護の面でも安心して使える。

ネット閲覧や文書作成などの作業を試してみても、両者に体感できるほどの差はほぼない。どちらも一般的なビジネス用途においては十分実用的な性能を持っているといえる。ただ、CPUはNECが「第7世代のコアi3プロセッサー」なのに対して、富士通は「第8世代のコアi5プロセッサー」を搭載。ベンチマークテストでは、NECよりも世代が新しく、より上位クラスのCPUを採用した富士通の優位性が明確に表れた。例えば動画編集といった高い負荷がかかる作業をする場合は富士通のほうが余裕はありそうだ。

総合力で見れば、モバイル用ノートPCとして有利なのは富士通といえる。軽量であるにもかかわらず8時間以上(公称)使うことができ、最新CPUや有線LAN、指紋認証にも対応する。唯一、弱点といえるのがSSDが128GBと少なめなことだが、セカンドマシンと割り切れば十分だろう。

タブレットとしても使うならNECが選択肢になる。本体は約769gで12.9型の「iPad Pro」(アップル。677g)より重く、何とか片手で持てるレベル。タッチ操作は可能だが、ペン入力には非対応な点には注意したい。

【性能】ベンチマークテストは富士通が優位

メモリーやSSDの容量は同じだが採用しているCPUの世代が異なるため、総合ベンチマークテストでは大きな差が出た。ただ、ウェブ閲覧やオフィスソフトの利用といった一般的な使い方では、体感できるほどの差はなかった。

【使い勝手】富士通はキーピッチ19mmに対応

富士通は非常に打ちやすいキーピッチ19mmのフルサイズキーボードを採用している。NECのキーピッチは18mmと富士通には一歩譲るが、ノートPCとしての入力性はまずまずだ。タッチディスプレーを搭載し、タブレットスタイルでも使えるのはNECの最も大きな強み。

【モバイル性】総重量が軽いのは富士通

両者とも本体は700g台だが、長期の出張などではACアダプターも必要になる。本体とACアダプターともに軽いのは富士通。合わせるとNECより約50g軽くなる。バッテリー駆動時間も公称値、ベンチマークテストともに富士通が有利だった。

【結論】総合力の高さが際立つモデル

ビジネス向けのモバイルノートPCに求められる「性能の高さ」と「本体の軽さ」「打ちやすいキーボード」の3つがそろったのが富士通のモデル。SSDが128GBとやや少なめなことが気になるが、完成度は高い。駆動時間が長く、日帰り出張などでも充電いらずで使えそうだ。

(ライター コヤマタカヒロ)

[日経トレンディ2018年4月号の記事を再構成]

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