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時間差家族… 18年上期、食品ヒットのキーワード

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NIKKEI STYLE

日経トレンディ

昨日紹介した、バイヤーズグランプリ入賞商品以外でも、注目の食品は目白押しだ。日経トレンディ編集部が独自に選んだキーワードからブレイクしそうな商品をピックアップした。

キーワード1 時間差ファミリー

子供がいる世帯では、共働きで親の帰宅が遅かったり、子供が部活や塾通いをする関係で、食事の時間がまちまちになりがち。そうした「家庭内個食化」への対応がブレイクのカギになる。そこから見えてくる18年上半期のキーワードが「時間差ファミリー」だ。

課題は1人分の料理を手間をかけずにサッと作ること。そのお助け調味料の代表格がエバラ食品工業が2月に発売した1人分ポーションタイプの液体調味料「プチッとごはんズ」だ。炊くたびに少しずつ余り、冷凍庫にたまっていく「ストックご飯」に着目。そのご飯と卵を使い、プチッとごはんズをそのままかけて炒めればチャーハン、水を加えて煮込めば雑炊と、2通りの料理が僅か数分で完成する。

「従来、粉末状のチャーハンのもと、雑炊のもとはそれぞれ売られていたが、その2つの機能を持たせ、ムラなく混ざりやすい液体にした点が新しい」(エバラ食品工業)。味は博多風とんこつ、チキントマト、ユッケジャンの3種類があり、ストックご飯調理のレパートリーが広がる点も好都合だ。

一方、煮込まずに炒める「超時短カレー」を提案するのが、2月発売のエスビー食品のペースト状のカレー調味料「炒チャーカレー」。推奨具材は豚肉とキャベツで、炒チャーカレーを加えて数分炒めるだけで、1人分のカレーができる。「カレーが食べたい」という急な個食リクエストに応えられるうえに、ワンプレートで済むため洗い物も減らせる。

キーワード2 宅飲みひとリッチ

最近は働き方改革で残業が減り、直帰して少しぜいたくなつまみで「宅飲み」する男性が増えている。ただ、味の素冷凍食品の調べでは、宅飲みはパートナーとではなく「一人で飲む」が46%にも上り、家庭内の一人飲みが主流。そんな「宅飲みひとリッチ」派に向け、同社が2月に発売したのが、「豚角煮」「ヤンニョムチキン」などのつまみシリーズ「夜九時のひとり呑み」だ。「一人飲みは寂しいわけでなく、むしろリラックスできる至福の時間。レンジで温めるだけで出来たてのようなつまみが味わえる冷凍食品だからこそ、その気持ちに寄り添える」(同社)。

ビールはアルコール度数の高い製品が続々登場している。キリンビールはアルコール度数7%の「のどごしSTRONG」を1月に、先行するサントリービールは「頂」の度数を7%から8%にアップさせ2月に発売。アサヒビールも4月発売の度数7%のビール「アサヒ グランマイルド」で、宅飲み派の取り込みを図る。

キーワード3 冷凍新素材

冷凍食品ではチャーハン、ギョーザ、唐揚げといった調理品が大きく伸長しているが、用途拡大をもくろみ、肉類や果実などの「冷凍新素材」にまで守備範囲を広げる動きも出てきた。好例がニチレイフーズが3月に発売する「切れてる!サラダチキン」。

チルド品のサラダチキンは人気が長く持続し、市場規模はレトルトカレーに迫る約420億円に及ぶ。あらかじめ使いやすい大きさに切れているうえ、容量が350gで実勢価格が税別400円程度と、コンビニで売られている115g強で約200円のチルド品に比べてコスパがすこぶる良い。

同社では、「ダイエットなど自己管理が主流だった用途を、普段の料理にも広げたい」と話し、店頭やウェブでサラダチキンを使ったメニュー提案も行う。

17年、コンビニでは冷凍ブドウがそれまで冷凍フルーツの定番だったブルーベリーをしのぐ売れ行き。バイヤーズグランプリ「冷凍食品部門」の3位に入賞した、日本アクセスの「Delcy 皮ごと食べられるぶどう」はその素材をスーパー向けに展開し、主婦層の購買を狙う。

キーワード4 いいね!映え

SNS受けを狙える「いいね!映え」しそうな食材も引き続きヒットしそう。従来品から一回り大きくした「料理を彩る大きいスライスチーズ」(六甲バター)は、あえてはみ出させることでインスタ映えは満点。シズル感たっぷりの写真が撮れそうだ。

キーワード5 ロングセラーの新展開

大塚食品が50周年記念で発売した「ボンカレー50」は、当時の味を踏襲しつつ野菜と肉を約2倍に増量。新シリーズ「ボンカレーグラン」はマカダミアナッツやドライクランベリーを具に加えるなどしたプチぜいたくな新機軸。グランは実勢価格が税別320円台の中高価格帯で、共働きの若い夫婦がターゲット。

キーワード6 技あり調味料

「プラス糀 濃厚糀甘酒」は米こうじ由来のノンアルコール甘酒ブームを牽引してきたマルコメが、調理専用に開発。従来品の1.5倍の濃度で砂糖、みりんの代わりに料理に使える。新甘味調味料として、家庭に普及しそうだ。

井村屋の「おにぎりの具」は絞りやすいチューブに封入。中身はコンビニおにぎりにはあまりない「肉みそ」と「カレー」の2種。井村屋が得意な肉まん、カレーまんの具や技術をアレンジ。

キーワード7 レンチン・シェフ

キューピーの「ふわとろたまごのスクランブルエッグ」は電子レンジで加熱しても固まらず、ホテル仕様のふわとろ食感を堪能できる。

同社がマヨネーズなどで培った乳化の技術を応用。同様の商品がホテルのビュッフェなどでも使われており、バターや生クリームの味わいが濃厚。

(ライター 高橋学)

[日経トレンディ2018年4月号の記事を再構成]

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