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キュートさと実用性を両立 スズキ・クロスビー

日経トレンディネット

2018/3/12

2017年12月25日にスズキが発売した「クロスビー」(税込み176万5800~214万5960円)
日経トレンディネット

 東京モーターショー2017でプロトタイプを発表したかと思ったら、すぐに2017年の年末に発売され話題を集めたスズキの小型クロスオーバーワゴン「クロスビー」。小沢コージ氏によると「これは事実上の『デカハスラー』」。14年の発売以来、ずっと売れ続けている軽SUV「ハスラー」の魅力と、リッターカーならではの実力を兼ね備えているという。

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■軽SUVの奇跡、ハスラーの事実上の拡大版!

 ついに出ました新型コンパクトSUV、スズキ「クロスビー」! 17年の東京モーターショーに出品されていたから知っている人も多いと思いますが、コイツはそう、事実上の「デカハスラー」です。オフィシャルには明言されてませんが。

 「ハスラー」は14年に発売されてから、ずっと売れ続けている「奇跡の軽SUV」。なぜ奇跡かというと、スズキ「Kei」(1998~2009年)やホンダ「Z」(1998~2002年)などの新型軽SUVは正直鳴かず飛ばず。ところがハスラーはデビュー直後から月6000~8000台レベルで売れただけでなく、14年7月には単月で1万4000台突破! 当時バカ売れのホンダ「N-BOX」は超えないまでも、コンスタントに売れ続けて今年1月も5000台で軽月間販売ベスト10入り。

 「新車効果がなかなか続かない」といわれる昨今、この売れ行きはハンパじゃありません。実際、東京じゃさほど見ませんが、地方都市に行くと走ってる走ってる。それもオレンジやピンクのキュートカラーのハスラーに、オジサン、オバサンから若い女子までが乗り、エアロパーツやステッカーなどライトチューンが施されたクルマも珍しくありません。

 聞けば4年間で約36万台も売れたそうで、日本の中でしっかり愛され、既にポジションができていることがうかがえます。

2014年に発売されたスズキの軽SUV「ハスラー」。コンスタントに売れ続け、2018年1月も軽自動車月間販売でベスト10入り

■「俺たち自身が欲しくなるSUV」

 ハスラーはなぜにそんなに売れ続けているのか。実はハスラーの中身は人気軽トールワゴンの「ワゴンR」で、広さ、便利さ、低燃費性共に十分。それもヒットの要因でした。

 しかし小沢の独自分析ではハスラー最大のヒットの要因はやはりあのデザイン。今回小沢が勝手に命名した「おっさんキュートさ」にあります。

 4年前に聞いて驚きましたが、ハスラーのエクステリアを手掛けたのは当時50代で定年も視野に入ってきた立派な「おっさんデザイナー」だった服部守悦さん。とても優秀な方で今は静岡文化芸術大学の准教授になられておりますが、当時交わした雑談を今もおぼえております。

 「あえてイマ風のレトロデザインにしたんですか?」と小沢がたずねたところ「違う、俺たち自身が欲しくなるSUVにしたかったんだ」と服部さん。

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