小学生が選んだマスコット 20年に向け、はや皮算用好感度は抜群、アニメやゆるキャラとの「共演」期待も

2018/3/8

オリパラSelect

2020年東京五輪・パラリンピックのマスコットを考案した谷口亮さん
2020年東京五輪・パラリンピックのマスコットを考案した谷口亮さん

史上初の小学生による全国投票によって2020年東京五輪・パラリンピックのマスコットが決まった。子どもたち一押しの「ア案」にはこれから名前が付き、2次元から3次元のキャラクターとなって動き出す。20年まで東京を世界にアピールする主役となる。

パラリンピアンの田口さん(左から2人目)が参加した授業で、マスコットを選ぶ千葉市立都小学校の児童

17年12月の最終候補3作品発表から約3カ月。全国の小学生が学級単位で1票を投じるという、過去に例のない取り組みは結果的に幅広い共感を集めた。白紙撤回された旧エンブレムを教訓に、組織委は透明性や公平さを重視。文部科学省や自治体の協力も仰いで五輪・パラリンピック教育と結びつけたことも浸透した一因だろう。

授業で使えるガイドラインを各校に配り、海外の日本人学校や国内のインターナショナルスクール、フリースクールにも投票を呼びかけた。対象の約8割に当たる1万6769校、20万5755学級が参加する大規模なものとなった。

視覚障害の小学生は立体人形で投票

マスコット審査会委員でパラリンピアンの田口亜希さんは18年1月、千葉市立都小で6年生の授業に参加。机を回って「世界中の人が見てすてきだなと思うのはどれかな」などと声をかけると、子供たちは自分の推す作品と理由を思い思いに説明するなど、白熱した議論がいつまでも続いた。

「普段はなかなか意見を言えない子がマスコットになるとすごく熱心だった」という投票後の担任の言葉が印象的だったという田口さん。平昌大会の開催時期が近いことも奏功し、全国の多くの教室で子供たちが東京大会を身近に感じながら一票を投じたようだ。

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