Men's Fashion

「ダサい」の声は承知の上 スニーカー通勤のススメ!

リーダーが語る 仕事の装い

スポーツ庁長官 鈴木大地氏(上)

2018.3.10

平昌パラリンピックの熱戦が続く韓国で30年前(1988年)、開催されたソウル五輪。100メートル背泳ぎで、30メートルも潜水する「バサロキック」を武器に金メダルに輝いたのがスポーツ庁の鈴木大地長官だ。そのスポーツ庁が今、進めているのが「FUN+WALK PROJECT(ファン・プラス・ウオーク・プロジェクト)」。運動不足解消のため、忙しいビジネスパーソンに日常的に歩くことの習慣化を提唱する。陣頭に立つ鈴木長官に装いや運動について聞いた。




――まずはプロジェクトについて教えてください。

「言ってみれば、歩きやすい服装での通勤を呼びかけるキャンペーンです。3月5日から18日までを『強化週間』としてスタートします。2017年に実施した調査で20~50歳の8割以上が仕事の忙しさなどから運動不足を実感している状況を踏まえ、『普段より1000歩多く、1日10分ぐらいは歩き、1日8000歩を目標にして』という呼びかけです」

■「スーツにスニーカーなんてダサイ」と反発も

「『歩く』に『楽しい』を組み合わせ、『スニーカー通勤』が話題なっていますが、17年秋にプロジェクトの実施を発表した直後は、賛否両論ありました。若い世代を中心に歓迎する声がある一方で、『スーツにスニーカーなんてダサイ』という反発が寄せられたのも事実です。目的は歩くこと。ウオーキングタイプの革靴でも良いのです」

スポーツ庁長官 鈴木大地氏