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おしゃれ収納箱「バンカーズボックス」がデザイン刷新

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日経トレンディネット

収納ツールとして人気の「バンカーズボックス」が17年ぶりにデザインをリニューアルした。バンカーズボックスは、米国の事務用品メーカー、フェローズの定番ストレージボックスで、2017年に創業100周年を迎えている。段ボールでできたシンプルな箱ながら、それまで使われていたブリキの箱に代わり、銀行用の保管箱として本国で大ヒットした製品だ。

日本では、クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏をはじめ、デザイナー、クリエイターなどのオフィスで、ファイルの整理などに使われていることをきっかけに一躍有名になり、カッコよく書類の整理ができる収納ツールとして広く使われている。

日本ではおしゃれな道具箱

バンカーズボックスは以前も米国からの輸入品として日本に入ってきていたが、21年前に日本法人ができてからは、日本で流通しているものは、基本的に国内で生産されているそうだ。

「バンカーズボックスは、もともと、地域や国によって書類サイズやユーザーの用途が異なることから、それぞれの国の事情に合わせた製品が作られているんです」と、フェローズジャパン、Expansive Teamの加藤永嗣氏は話す。当初は、書類の規格が日本に似ているオーストラリア製のものを輸入していたが、すぐに国内での生産に移行したそうだ。基本的に伝統のバンカーズボックスのデザインを踏襲。米国では膨大なラインアップが売られているが、その中から、日本市場に合わせて選択し、日本用にアレンジしたものを販売してきた。

2017年12月のリニューアルは久しぶりの完全刷新だ。しかも、リニューアルしたのはデザインだけではない。段ボールの構造、持ち手の切り込みのサイズや位置、紙の質、折り方まで、全面的にリニューアルしているのだ。

側面にデザインされている独特な2行のマス目は廃して、ガイドだけを残してスッキリとさせた。型番を囲む罫線もなくし、書体も現代風に変更。「日本ではマス目はあまり使われていないようなので、思いきってなくしました。でも、文字などを書くこともあると思うので、下にガイドを付けたんです。フェローズのロゴの配置など、細かくデザインを見直しています」と加藤氏。米国では、一般的に倉庫に積む保管箱として使われているが、日本では室内に置く整理箱としての使用が多いので、部屋に置くことを考えたデザインにしたのだそうだ。

「今回リニューアルした折り方は日本で独自に考えたのではなく、米国ですでに発売されていたモデルの折り方を使いました。米国では、アイテム数が非常に多く、日本ではその10分の1以下しか商品化していません」と加藤氏は言う。今回、新たに採用したのは、「ファーストホールド」という折り方。従来の「ベーシックセットアップ」が8アクションで組み立てられたのに対して、「ファーストホールド」は2アクションでの組み立てが可能。しかも畳んだ状態のときは従来品よりも薄く小さくなるのだ。さらに、段ボールの貼り付け面が増えているので、耐久性も向上している。

組み立ては1アクションに進化

さらに「ワンアクション」の折り方で組み立てられるタイプも新発売した。バンカーズボックスの一番人気商品「703」とサイズは同じだけれど、持ち手が斜めに切られて持ちやすくなり、より強度が上がった「701」だ。これがバンカーズボックスのフラッグシップモデルになる。一瞬で組み立てられて、しかも、従来の703よりも積み上げに対する強度が向上している。斜めになった持ち手も、重いものを持ちやすいスタイルだ。

「今回のリニューアルでは、持ち手部分も変更しています。従来の703は、持ち手の穴が少し狭くて、持ったときに指が当たって痛いことがありました。そこで、持ち手の穴の上下左右の幅を広げ、より持ちやすくしています。また、ふたは、深めにして耐久性を上げ、サイズを少しタイトにしてしっかりと閉まるようにしています」と加藤氏。ロングセラーゆえに放置されていた欠点を、きちんと拾って改善しているのだ。段ボールの断面のギザギザが当たって痛くないように、より波の細かい裁断刃を採用したりと、使い勝手全般にわたってリニューアルされている。

といっても、今回のリニューアルは、従来の製品をリプレイスするものではないそうだ。従来のデザインでそろえたいユーザーが多いということもあり、両者を並行して販売するという。もっとも701のような新製品は新しいデザインのみでの発売になる。

手間が少ないアイテムほど強度アップ

新しくなったバンカーズボックスのラインアップから、いくつか紹介しておこう。

まずは、「703S」(3枚入り2700円)。これは、A4タイプと呼ばれるサイズで、「208S」(3枚入り、1500円)という、A4ファイルを立てて保管するケースが3個収納できる大きさ。ファイル保管箱としてのバンカーズボックスの基本的な使い方が、703Sに208Sを3個入れる使い方だ。208Sは段ボールの断面が広く露出する構造なので、見た目、強度、安全性などのために、波が細かいタイプの段ボールを使用している。

さらに、通常は703Sを積み上げるのだが、フェローズでは積み上げは5箱までを推奨(耐荷重30kg)している。そのくらいなら十分に支えられる強度があるのだ。また、積み上げた際に、下の箱も取り出しやすくするためのボックスとして、「1626S」(3枚入り、3900円)という金属フレームが入った引き出しの外側のような製品もある。ファイルキューブと呼ぶこの製品の中に703Sを差し込んで、積み上げるわけだ。

「701」(3枚入り3150円)は新製品。前述したように、サイズは703Sと同じA4タイプ。組み立ての簡単さ、強度(耐荷重75kg)、運びやすいように切られた取っ手部分など、703Sの機能アップ版といえる。価格も703Sより多少高い。それにしても、バンカーズボックス・シリーズの組み立ての手間が少ないものほど強度が上がるというシステムは面白い。

「4311」(3枚入り、2010円)は、ふたがフラップ式になっていて、留め具で固定するスタイルで、バンカーズボックスの中では珍しい。サイズはA4用紙が入る大きさで、書類を積み重ねて保管するのに向いている。また、加藤氏はシューズボックスとしても使用しているそうだ。確かに紳士用のビジネスシューズにちょうどいいサイズだ。

「101」は、ボール紙を使った簡易タイプの小型バンカーズボックス。名刺の整理などに便利で、小物入れなどにも重宝する。このタイプは、カラーバリエーションやデザインバリエーションが豊富で、ファッション小物としても楽しい。また、多くのコラボ製品があるのも101の特徴で、筆者の部屋にも、吉田カバンのブランド「PORTER」とコラボの黒い101があって重宝している。たかがボックスと言ってしまえばそれまでだが、日本ではおしゃれなインテリアとして愛用者が多く、米国よりも幅広い使われ方をされているのが面白い。

(ライター 納富廉邦)

[日経トレンディネット 2018年2月27日付の記事を再構成]

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