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写真はイメージ=PIXTA

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伸びていく若手と行き詰る若手。その違いを生む力の一つに「決断力」があります。しかし多くの企業では、新卒で入社した後、決断力を鍛えられるようになる環境におかれるまで随分と時間がかかってしまいます。そこで今回は、どのような状況でも決断力を高められるようなきっかけをどう得るかをお話します。

そもそもなぜ決断力が大事なのか

出世するためには決断力は必須です。なぜなら、出世すればするほど、誰かに意思決定を任せることができなくなるから。社長に至っては、相談することはできたとしても、すべてを自分で決めなければいけません。

逆にもしあなたの会社の社長が優柔不断で、いつも役員や部長にすべて意思決定を任せていたとしたら、それはどのように見えるでしょうか。決して従業員にとって魅力的な経営者像でないことは確実です。

では決断力を鍛えるにはどうすればよいのでしょう。

実際に決断力のある経営者の方々に、どのようにしてその力を育てられたのかを伺ってみると「タフな経験」「逆境」などの言葉をいただきます。若くして厳しい状況に置かれたものの、そこでくじけずに頑張ったからこそ、決断する度胸がついた、というお話などです。

たしかに、厳しい環境を乗り越えた経験は人を大きく成長させます。

ただ、自らあえて逆境に飛び込めるほど、人は強くはありません。

一番良いのは、今いる環境で、決断力を手に入れることができることでしょう。ではそのような方法はあるのでしょうか。

私が経営するセレクションアンドバリエーションでは、プロフェッショナル・ワークショップと題して「論理力・説明力・決断力」を得るための研修を実施しています。今回はその中の決断力研修のポイントをお話しましょう。

「決断」の本質

決断とはそもそもなんでしょう。

何かを決める、ということの本質とは?

それは2つの「責任」というキーワードで説明することができます。

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