出世めざすには「決断力」 普段の仕事で鍛える方法20代から考える出世戦略(28)

「強風の予報があったので、桶の発注を増やしました。結果として桶が売れずに大損をしました」という説明に納得する人はいません。原因と結果とのあいだの因果関係について言葉を補いながら、わかりやすくつなげていく作業が論理性を保つことです。わかる人にだけわかる、ということではダメなのです。

そして、「普段の商品発注に際しては前年売り上げをベースに考えているけれど、この年の桶の発注の時だけ天気予報を参考にしました」という説明は、さらに納得感を下げてしまいます。決断に一貫性があれば理解もできるし、その結果が悪かったとしても改善が可能になります。けれども思いつきなどで決断してしまっていては、結果責任を負う人たちにとってみれば、どのように改善すればよいかがわからなくなります。

論理性と一貫性の軸を常に持ち続ける

説明責任を果たすために、常に自分自身の行動の軸を定める。決断力とは実はそれだけの意識と行動で獲得できるものです。年齢や役割を問うことはありません。

今行っている仕事の中で、決断をする場面はないかもしれません。しかしなぜそうやったのか、という説明を求められる場面は数多くあるでしょう。そのとき、説明のための軸を常に意識することで、あなたの決断力は自然と高まっていきます。

そうして高まった決断力によって、重大な危機に面した時の指針を示すことができれば、あなたの出世はさらに近づくのです。

平康慶浩
セレクションアンドバリエーション代表取締役、人事コンサルタント。1969年大阪生まれ。早稲田大学大学院ファイナンス研究科MBA取得。アクセンチュア、日本総合研究所をへて、2012年から現職。大企業から中小企業まで130社以上の人事評価制度改革に携わる。高度人材養成機構理事リーダーシップ開発センター長。

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