Apple、amazon… 海外株投資、高手数料など要点検高成長企業が多いが為替リスクも

売買は電話かインターネットで注文する。韓国や中国など東アジアの市場は日本と時差が小さく取引もしやすいが、米国市場は日本の夜間での取引になる。ネットなら一部の地域の株式を除き、注文から約定までリアルタイムでの取引が可能だ。

日本語のリポートも充実

企業決算などの発表資料は証券取引所や企業のホームページで入手できる。読み解くには英語や現地言語の能力が必要だが、最近では証券会社の翻訳サービスや日本語のリポートなども充実している。

一方、海外株への投資は注意すべき点も多い。まず取引にかかるコストだ。注文を現地の証券会社に取り次ぐ形式が多く、国内株よりもコストがかかる。例えば米国株なら、マネックス証券などネット大手では1回の取引につき約定代金の0.45%(5~20ドル)の手数料がかかる。

為替の動きにも目配りしたい。海外株の売買は、米ドルなど現地通貨建てが原則だ。その通貨が株の購入時より円安に振れた場合、保有する株式では為替差益が、円高に振れれば為替差損が発生する。中国など新興国市場では1日で株価が大きく変動する銘柄もあるので注意したい。

世界景気は18年も堅調に推移する見通しだが、株式市場では米国の利上げなどへの警戒感が根強い。大和証券の壁谷洋和チーフグローバルストラテジストは「当面は荒い値動きが続く可能性が高く、業績の裏付けがある銘柄に絞って投資する必要がある」と語る。リスクも念頭に置きつつ、賢いグローバル投資につなげたい。

(向野崚)

[日本経済新聞朝刊2018年3月3日付]

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