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マーティ・フリードマン アニメ主題歌を世界に発信

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NIKKEI STYLE

ギタリスト/作曲家/プロデューサーとして活躍中のマーティ・フリードマン。動画配信サービス大手のネットフリックスが3月2日から世界190カ国で配信を始めた日本製アニメシリーズ『B: The Beginning』で主題歌の作曲/プロデュースを担当した。日頃から日本の音楽のユニークさを説き、「J-POPを世界へ発信したい」と語っているマーティにとっては絶好の機会。制作にあたっての狙いや工夫を語ってくれた。

1990年代には、世界的なメタルバンドのギタリストとして活躍していたマーティ。ワールドツアーで来日を重ねるうちにJ-POPの奥深い世界に興味を持ちはじめ、そこから独学で日本語をマスター。2004年以降は東京へと拠点を移し、日本のアーティストと共演を繰り返す一方、テレビやCM出演、雑誌での執筆連載など、マルチな活動を続けている。

そんなマーティの最新の仕事が、アニメシリーズ『B: The Beginning』の主題歌『The Perfect World』の作曲/プロデュースだ。連続殺人鬼を追う天才的捜査官を描くクライムアクション『B: The Beginning』は、ネットフリックスが初めて送り出すオリジナルストーリーの日本製アニメ。『The Perfect World』のボーカルには、「オオカミの姿をしたロックバンド」として人気を集め、海外ツアーの経験も豊富なMAN WITH A MISSIONのJean-Ken Johnnyを起用した。

「まずアニメを全話見て、候補曲のデモを8曲くらい作って、監督さん(中澤一登、映画『キル・ビル』アニメーションパート監督)に聴いてもらいました。そしたらダントツで『この曲がいい!』ってことになって。歌詞はJohnnyさんがやっぱりアニメを見て、キャラクターの気持ちになりきって書いてくれました。僕の書いた音楽と、Johnnyさんの書いた歌詞世界の融合で、想像をはるかに超える曲に仕上がったと思います。日本のコンビニに例えるなら、チョコミントと抹茶ようかんが合わさって生まれた『新食感』のお菓子みたいな、奇跡のコラボですね(笑)」

当初はこの主題歌1曲のみの依頼であったが、中澤監督がその出来栄えに感動したことから話が一気に広がり、『B: The Beginning』の世界観にインスパイアされた全11曲収録の「イメージアルバム」も制作することとなった。KenKen(RIZE/Dragon Ash)やピエール中野(凛として時雨)といったバンドシーンの凄腕プレーヤーから、17年に『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)にも出演した人気上昇中のガールズグループ、BiSHのアイナ・ジ・エンド&セントチヒロ・チッチなど、マーティが気になる日本人アーティストと多数コラボレーションしている。

「『誰とコラボしたい?』って聞かれたので、一緒にやりたい人のリストを作って、ダメモトで打診してもらったら、まさかのびっくりで、ほとんどの人がOKしてくれました。初対面の人も多かったんですけど、もしかしたら『マーティって、実際はどんだけヘンな人なんだろう?』って、好奇心で引き受けてくれただけかも(笑)

今回に限ったことじゃないけど、僕の中には、日本のアーティストが音楽を海外へ発信していく上で、その『架け橋』になりたいっていう思いがずっとあります。難しいのは、例えば曲のメロディーを書くときに、『邦楽っぽさ』をどこまで出すのか。いきなり『邦楽っぽさ全開』で攻めちゃうと、海外の音楽ファンの耳にとっては、違和感ありまくりに思われちゃう。かと言って、『洋楽っぽさ全開』の曲を書くのなら、わざわざ日本のアーティストとコラボする意味もないじゃん? その『ちょうどいい邦楽っぽさ』のバランスを見つけてあげられるのは、洋楽と邦楽、両方の世界でやってきた僕ならではの『強み』だと思います。

どの曲も自信作だけど、なかでも個人的に海外での反響が楽しみなのは、BiSHの2人とコラボした『Wasted Tears』という曲。ボーカルはオール日本語だけど、この曲だけはメロディーの乗せ方を洋楽のセンスに近いアレンジにしているんです。海外のアニメファンからしたら、『何言っているかはわかんないけど、なんかシビれる!』って、興味を持ってもらうきっかけになるんじゃないかな」

女性アイドルグループの「止まらない進化」

最新のJ-POPから演歌まで、日本の音楽シーンに精通しているマーティ。最近、特に注目しているのは、女性アイドルグループの「止まらない進化」だという。音楽面に加え、秋元康や小室哲哉らがプロデュースするグループ同士がバトルする『ラストアイドル』(テレビ朝日系)のような新しい売り出し方にも興味をひかれるそうだ。どこに日本らしさを感じているのか。

「ファンとしてうれしいのは、日本では、アイドルを巡る環境が常に進化し続けていることですね。新しく出てくるグループのコンセプトづくりもどんどん創造的になっているし、曲作りの面でも、以前よりもずっとアンビシャス=冒険的な曲が増えています。なによりもすごいのは、シーン全体のエネルギー。裏方さんの頑張りも含めて、どこの現場に行っても大勢の人たちの熱気を感じて、いつも感動します。こんなに熱い音楽シーン、全世界的に見ても、他にないと思うよ!

特に、最近は『ラストアイドル』の番組にハマってます。審査員として出演もしているんだけど、それとは関係なく、番組自体に、一視聴者としてハマっちゃってる(笑)。毎週の展開が超ドラマチックだし、つんく♂さんや秋元康さんのプロデュース理論も、個人的にすごく勉強になります。でも、審査員の1人としては、どっちかのグループを泣かせちゃう決断をしないといけないわけで、それは本当につらいです。番組が今後も続いていくなら、できればプロデュースする側にもチャレンジしてみたいですね。責任はより重大になるけど、正直、今の審査する立場よりは、よっぽど気持ち的に楽だと思います(笑)」

(ライター 内瀬戸久司)

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