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完全ワイヤレスイヤホン アンカー製の8000円で満足

戸田覚のデジモノ深掘りレポート

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NIKKEI STYLE

日経トレンディネット

ユーザー視点の辛口評価で好評の戸田覚氏が、今回は完全ワイヤレスイヤホン「ZOLO Liberty」をレビューする。戸田氏はアップルの「AirPods」を愛用中だがAndroid(アンドロイド)端末では使いにくいので、Android用にコストパフォーマンスに優れた「ZOLO Liberty」を購入した。

◇  ◇  ◇

アップルの「AirPods」を手に入れて以来、完全ワイヤレスのイヤホンしか使う気になれなくなった。今ではケーブルがあるだけでうっとうしく感じる始末だ。言うまでもなく、運動中などは余計なものがないほうが好ましい。移動中の電車内などでも、コートやマフラーにケーブルが絡まらないのは快適だ。また、僕はイヤホンのケーブルに物が触れたときの音が気になる。手元にケーブルタイプのイヤホンがある人は、音楽を流さずに耳にセットして、ケーブルに指で触れてみてほしい。指がケーブルに触れる音が耳に伝わってくるはずだ。ケーブルタイプのイヤホンはすべて、この接触音が気に入らないのだ。

基本的にはAirPodsで満足していたのだが、最近ちょっと不満を感じるようになってきた。というのも、僕は普段、iPhoneで音楽を聴き、Androidタブレットで映画を見ることが多い。だが、AirPodsはマルチペアリングに対応していないため、使う機器を替えるたび、いちいち接続を切り替えなければならない。AirPodsは、iPhoneとのペアリングはとても楽なのだが、Android端末で使うときはケース裏のボタンを長押ししなければならず、それもやや面倒だ。

そこで、Android用に完全ワイヤレスイヤホンを探してみた。Android端末専用だし、スマートフォンやタブレットで使うイヤホンに最高の音質など求めないので、コストパフォーマンス重視だ。とはいえ、アマゾンでやたらにヒットする2000~4000円程度の安価な製品をいくつか試してみた限りでは、僕が満足できるものはなかった。人混みで接続が切れることが多いのだ。

十分に使いやすい

比較的満足度が高かったのが、アンカーの「ZOLO Liberty」という製品だ。価格はアマゾンで税込み7999円だった。税込み1万4980円の上位モデル「ZOLO Liberty+」もあるが、それではAirPodsに対する価格的な優位性がなくなってしまう。AirPodsをはじめ、完全ワイヤレスイヤホンには1万5000~3万円程度のものも多いが、ブランドや音質に強いこだわりがない人には、ZOLO Libertyくらいのモデルがちょうどいいのではないだろうか。

実際にZOLO Libertyを手にして思ったのは、AirPodsの完成度の高さだ。価格差があるので仕方がないとはいえ、AirPodsと比べると質感や細部の作り込みで及ばない。しかも、ZOLO Libertyは全体に大ぶりだ。専用の充電ケースのサイズは、定規での計測で8.5×4.8×2.8cmほどで、ポケットなどに入れるとかなりかさばる。左右のイヤホンもちょっと大きめだ。ただ、耳の小さな女性にも試してもらったところ、イヤホン自体は軽いので装着時の負担はそれほどでもないとのこと。サイズ違いのイヤチップとジャケットが付属するので、それらも試してみるとフィットするようになるはずだ。

タブレットやスマートフォンとの接続は、最初にペアリングを済ませておけば、ケースから取り出すだけで接続される。AirPodsとiOS端末との組み合わせには及ばないものの、ペアリング設定や接続のスムーズさなどを含めた使いやすさでは、ZOLO Libertyでも十分だと思う。完全ワイヤレスイヤホンは、ケースから頻繁に出し入れするので、接続がスムーズでないとイライラしてしまう。

音質は十分で途切れにくい

ZOLO Libertyを2週間ほど使ってみたが、満員電車の中など混雑する場所でもほぼ途切れることはなかった。ケースから取り出して装着したときに片方からしか音が出なかったこともあったが、少し待っていると正常に機能するようになった。改善しないときは、いったんケースに戻してからイヤホンの左右のボタンをダブルタップして本体をリセットし、ペアリングし直せばいい。

音質は、十分に満足できた。AirPodsのほうがクリアで自然な音に聞こえるが、AirPodsは装着した状態でも耳との間にすき間を感じ、周囲の音がかなり入ってくるのだ。それに対して、ZOLO Libertyはイヤチップやジャケットが耳に合うとかなりの密着感があり、周囲の音が遮断される。どちらがいいかは好みだが、移動中なら周囲の音が聞こえるAirPodsのほうが安心。逆に映画や音楽に没入したいならZOLO Libertyのほうが向いているだろう。

なお、完全ワイヤレスイヤホンを買う際には、駆動時間に気を付けたほうがいい。安価な製品にも「8時間駆動」などとうたっているものがあるが、それは単体での利用時間ではなく、ケースに内蔵されたバッテリーを併用した場合の駆動時間なのだ。

ZOLO Libertyは単体で3.5時間、ケースを併用すると最長24時間の長時間再生が可能になる。もちろん、それだけ長ければ十分だ。僕の場合、週に1、2回の充電で不足を感じたことはない。ちなみにAirPodsは単体で5時間、ケース併用時で24時間駆動となっている。

また、充電にはmicroUSBケーブルを利用する。黄色いケーブルが付属するのはいいが、そろそろUSB Type-Cにしてほしかったところだ。最近は、多くのスマートフォンがUSB Type-C接続を採用している。USB Type-Cでケーブルを共用できれば荷物が減るのだ。

戸田覚
 1963年生まれのビジネス書作家。著書は120冊以上に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、多数の連載記事も持つ。ユーザー視点の辛口評価が好評。

[日経トレンディネット 2018年2月22日付の記事を再構成]

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