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ロボアド、投資初心者なら一に実践 二にチェック ロボアドバイザーを学ぶ(中)

2018/3/9

初心者は一歩ずつロボアドを使いこなしていこう=123RF
今回も日本経済新聞出版社のムック『ロボアドバイザーでお金を増やそう!』を元に学んでいきます。今回のテーマは「投資初心者はどんなことに気をつけてロボアドを利用すればいいか」。大切なのが何はともあれ「実践する」ことと、「運用成果のチェック」の2点です。後半にはコラム「ロボアドの歴史」も収録しました。

■初心者は投資一任型でスタート

投資一任型とアドバイス型のどちらも、自分に合ったポートフォリオの診断だけなら無料でできるロボアドがほとんどなので、お試しで無料診断を受けてみるのもいいでしょう。それでは、ロボアドを使って実際に投資をはじめるなら、投資一任型とアドバイス型のどちらを使えばいいのでしょう?

「投資初心者にとって大切なことは、とにかく実践して、資産運用や投資がどういうものかを経験してみること。そのためには、アドバイスに加えて運用もお任せできる投資一任型のほうが適しているでしょう」と千葉商科大学人間社会学部教授の伊藤宏一さん。

他方でアドバイス型は、言ってしまえばアドバイスまでがサービスの対象で、基本的には投資判断やポートフォリオのチェックなどは自分でやらなければいけません。

そのため、伊藤さんは「アドバイスに基づいて自分で資産運用が行えるような投資中級者のほうが、よりアドバイス型のロボアドを使いこなせるでしょう」と話します。最近では、投資一任型とアドバイス型を組み合わせたようなタイプのロボアドも登場しています。そうした「組み合わせ型」は、「基本的に運用は任せながら、自分の相場観に基づいてポートフォリオの変更もしたい」といった、さまざまな投資を経験してきた人に向いているかもしれません。

両者には似た点もあるが、1000円から低コストで始められる点で、投資一任型のロボアドはラップ口座よりも格段に利用しやすい

投資初心者が、投資一任型のロボアドで資産運用をはじめた後に気をつけたいのが、「運用成果のチェック」です。株ロボアドで投資をすると、運用報告書という一定期間の運用成果の詳細が定期的に届きます。それを読みながら「自分が投資したお金がロボアドでどのように運用されているか」を確認することは、「何に投資するか」以上に重要です。

「投資一任型だからといって、ただただロボアドを信じて放っておくのはよくありません。『〇〇なときはリターンが落ち込んだけど、1年経つと△△円リターンが回復した』など、ロボアドを通して知ったり、気づいたりすることが大切です」(伊藤さん)。

■各社で異なるコストと最低投資金額

投資一任型のロボアドを選ぶうえで比較したいのが、最低投資金額とサービスを利用していくなかで発生するさまざまなコストです。1万円、10万円、30万円などとロボアドによって投資に必要な金額は異なるので、自分にとってハードルが低い金額のサービスを選ぶのが大前提です。

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