キーワードは「快適」 3つ星シェフは下着にこだわるエネコ・アチャ・アスルメンディ氏

エネコ・アチャ・アスルメンディ氏。当時35歳で2013年版ミシュランガイドの3つ星を獲得した。(東京都港区のレストラン「エネコ東京」で)
エネコ・アチャ・アスルメンディ氏。当時35歳で2013年版ミシュランガイドの3つ星を獲得した。(東京都港区のレストラン「エネコ東京」で)

「美食の街」として世界に知られるスペイン北部・バスク州ビルバオの近郊。数あるレストランのなかでも「アスルメンディ」は、国内最年少でミシュラン3つ星を獲得した若手シェフ、エネコ・アチャ・アスルメンディ氏による斬新な料理で人気を集める。料理とともにシェフが愛するのはランニング。自然あふれる丘の上にあるレストラン周辺で毎日、走りを楽しむ。仕事でもオフでも、身につけるものに「快適さ」を求めるというシェフに「装い」について聞いた。




――おしゃれなコックコートですね。

「20着くらいコックコートを持っていますが、大切なのは色やデザインよりもフレキシビリティー(動きやすさ)とテクスチャー(肌触り)です。衣服は手触りを確認してからでないと、絶対買いません。そのくらい私にとって、快適かどうか、ということはポイントなんです」

■モノ選びのキーワードは「快適」

――ブランドに「こだわり」はありませんか。

「今はいている黒のデニムパンツは何のブランドか忘れましたが、着心地がいい。靴は雨が多いバスクの天候に合うものを選びます。頭のてっぺんから爪先まで、快適というキーワードでモノを選びます。唯一、ブランドにこだわっているのは下着です。イタリアの『ラ・ペルラ』ばかりを着ています。下着はもっとも体に近いものですから、軽くて快適な素材をずっと探していました。見つかったのがこのブランドでした」

――心地よさを追求しているといえば、毎日走ることを楽しまれている。走ることは仕事にどんな影響を与えていますか。

「アスルメンディは山の中にあります。そこでほぼ毎日、美しい景色を楽しみながら走っています。距離でいうと1週間に85キロメートルくらい。走ることは幸せを与えてくれ、モチベーションを高め、悩みの解決にもつながります。東京でも皇居の周りを走ることが多いですし、世界中どこにでも、スニーカーを持っていきます」