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ドローンで五輪彩ったインテル 飛行規制の突破口に? 世界最多の1218台によるライトショーに挑戦、その結果は…

2018/3/5

通常のドローンは、1人のパイロットが1台を操縦することが多い。それに対しインテルのライトショーでは、あらかじめどんな映像を描きたいかをコンピューターに入力しておくことで、無数のドローンをパイロット1人で動かせる。全地球測位システム(GPS)で位置を定め、気圧センサーで高度を制御する仕組みだ。

描きたい映像をコンピューターに入力しておくことで、パイロット1人で無数のドローンを操縦できる(インテル提供)

インテルは2015年にドローンのライトショーを始めて以来、少しずつ中身を充実させてきた。特に同時に飛ばすドローンの台数については、更新のたびにギネスワールドレコーズから認定を受けている。15年の100台から16年に500台へ。17年の米プロフットボールNFLの優勝決定戦「スーパーボウル」では、人気歌手のレディー・ガガさんの背後で星条旗を描いてみせた。

そして迎えた平昌五輪。500台から1200台まで一気に記録を伸ばすことを目指し、インテルは1年以上かけて準備した。冬の平昌の過酷な気候を想定。アルプス山脈まで行ってマイナス10~15度でドローンが飛ぶか確認したほか、ドイツやフィンランドではどこまでの強風に耐えられるかのテストを繰り返したという。

■楽しさで「定義」変えたい

さして市場規模が大きいと思えないドローンのライトショーに、なぜインテルはここまで注力するのか。背景には、単なる企業PRにとどまらない理由がある。

まずドローンは戦争でさかんに使われたこともあって、一般の人々の間に「何か悪いことに使われるのではないか」というマイナスイメージがついている。「ドローンはもっと良いことができる。ドローンの『定義』をライトショーで変えたい。エンターテインメントにはそれができる」とチェン氏は言う。全世界から注目を集める平和の祭典、五輪は格好の舞台といえる。

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