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低迷Xperiaが選んだ道 デザイン一新も2眼は見送り 佐野正弘のモバイル最前線

2018/3/7

ソニーモバイルが発表した新機種「Xperia XZ2」。18:9と縦長比率の5.7インチディスプレーを搭載するなど、大幅なリニューアルが図られている

高い人気を続けてきたソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia」シリーズだが、最近は顧客ニーズとのずれが目立ち販売が落ち込んでいる。そこで起死回生を狙うべく、先月発表したのが最新「Xperia XZ2」シリーズ。18:9比率のディスプレーにラウンド感のあるボディーデザイン、4K HDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)の動画撮影が可能なカメラなどが特徴だ。一方で他社がこぞって採用する2眼カメラの搭載は見送られた。はたして消費者の心をつかめるだろうか。

■ボディーデザインを大幅に見直し

最近、Xperiaシリーズの人気が落ち込んでいる。MM総研が2018年2月13日に発表した17年度上期のメーカー別出荷台数シェアでは、前年度まで国内2位だったソニーモバイルが、シャープに抜かれてシェア3位に転落した。

消費者の支持を失っている大きな要因は、ソニーモバイルの戦略が変化に乏しく、顧客ニーズにマッチしなくなってきたことだ。その象徴がカメラ。Xperiaシリーズはソニーが持つ高い撮像素子の技術を生かして画質の高さを追求してきた。だがカメラの高画質化が進んだ現在、スマートフォンのカメラにはむしろ楽しい写真や、個性的な写真を手軽に撮影できることが求められるようになってきた。

しかしソニーモバイルも、落ち込みを黙って見ているわけではない。スペイン・バルセロナで開催された「Mobile World Congress 2018」に合わせ、2月26日(現地時間)に新しいスマートフォン「Xperia XZ2」と、そのコンパクトモデル「Xperia XZ2 Compact」の2機種を発表。印象を大きく変える新機軸を打ち出した。

その象徴がデザインだ。Xperia XZ2は従来のメタル素材に代わり、背面に3Dガラスを採用して丸みを持たせた「アンビエントフロー」という新しいデザインコンセプトを採用。最も厚い部分で11.1mmと、最近のスマートフォンの中ではかなりの厚さとなるものの、その分背面の丸みが手にフィットし、持ちやすくなっている。

Xperia XZ2の背面。従来のメタル素材から3Dガラスに素材を変え、丸みがあり手になじみやすいデザインへと変化している

またディスプレーに関しても、最近のスマートフォンのトレンドとなっている18:9の縦長比率の5.7インチディスプレーを採用。ボディーのフィット感と合わせて、大画面ながらも片手で操作しやすくなっている。

■世界初の4K HDR撮影を実現

カメラを見ると、Xperia XZ1と同じ1900万画素のメモリ積層型イメージセンサーを搭載するなど、スペック的には変化がない。だがセンサーの活用の幅を広げることで、新たな撮影を実現した。

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