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ふるさと納税で住民税減 新社会人のお金の基礎(上) ファイナンシャルプランナー 風呂内亜矢

2018/3/2

写真はイメージ=PIXTA

 4月から新社会人となり、勤務先から初めての給与を受け取る人も多いでしょう。ただ、給与からは税金や社会保険料が天引きされるため、給与明細を初めて見たときに手取り額の少なさに驚く人も少なくないはずです。これら給与から差し引かれるものの仕組みを社会人になる前に知っておくと、美味(おい)しい新社会人生活を送ることができます。

■額面が同じならば2年目は手取りが少なく

 給与や年収には「額面」と「手取り」と呼ばれる金額があります。額面は就職活動をしている際に見た募集要項などに、初任給として記載されている金額や残業代、諸手当などを含めた「一番大きい金額」と考えるとわかりやすいでしょう。一方、手取りは額面から税金や社会保険料などを差し引いた金額で、「金融機関の給与口座に振り込まれる金額」と考えるとおおむね合っています。世間一般で年収が話題になる際は、額面ベースであることが普通です。

 給与の額面が変わらなければ、実は手取りは社会人1年目に比べて2年目のほうが少なくなります。これは差し引かれる金額が2年目になると増えるためです。

 額面から税金や社会保険料が天引きされた金額が手取りとなると前述しましたが、天引きされる項目を細かくみると、所得税、住民税、厚生年金保険料、健康保険料、雇用保険料などがあります。所得税、住民税が税金で、厚生年金保険料、健康保険料、雇用保険料などは社会保険料に分類されます。

■住民税は「後からやってくる」

 この中で、1年目と2年目で天引きされる額の差を大きくしているのが住民税です。所得税、厚生年金保険料、健康保険料、雇用保険料は給与が支払われる都度、概算で天引きされます(例えば額面が20万円の場合、合計で計3万円強)。一方、住民税は前の年の収入をもとに計算するため、通常は前の年の収入がない新入社員は給与から差し引かれません。しかし、2年目からは1年目の収入を参考に税額が計算され、天引きが始まります。

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