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メダルの「値段」高いか安いか 五輪で金なら500万円 海外と比べれば高額といえず、パラリンピックと格差も

2018/3/7 日本経済新聞 朝刊

解団式ではメダリストにオリンピック特別賞とともに報奨金の目録も手渡した(2月27日、東京都港区)

 冬季史上最多の13個のメダルを獲得した平昌五輪が2月25日閉幕し、メダリストは500万~100万円の報奨金を手にする。ほかに上乗せ支給する競技団体もあるなど、アスリートへの報奨金は高額化の傾向にあるが、資金力の乏しい競技団体や障害者スポーツとの格差も広がる。マラソンでは日本記録更新の選手に1億円支給も決まった。

東京マラソンで日本記録を更新し、1億円の報奨金の目録を受け取る設楽選手(右、共同)

 「心の中は半端なくうれしい」。2月25日の東京マラソンで2時間6分11秒を出し、日本記録を更新した設楽悠太選手(26)は翌26日、日本実業団陸上競技連合から1億円の目録を受け取った。

 同連合がマラソン日本記録「突破」褒賞制度を始めたのは2015年。「『お家芸』が低迷する中、20年東京五輪で日の丸を揚げたい」との狙いで、同五輪の代表選考までの期間限定で導入した。企業協賛金が原資で鎌倉光男事務局長は「『カンフル剤』の効果が出た。続く記録更新に期待したい」と歓迎する。

 平昌五輪で日本オリンピック委員会(JOC)がメダリストに支払う報奨金は金で500万円、銀200万円、銅100万円。アルベールビル、バルセロナ両五輪が開かれた1992年から支給を始め、当初は最大300万円だったが、16年リオデジャネイロ五輪で現在の額に増額された。

■JA全農からは「米100俵」

 日本スケート連盟は独自にJOCと同額を追加する。金メダル2個の高木菜那選手(25)の場合、JOCと連盟から計2000万円を受け取る計算で、ほかに所属先の日本電産サンキョーの親会社、日本電産の永守重信会長兼社長は計4000万円を支給すると明らかにしている。全日本スキー連盟も「額は未定だが支給する方向」といい、過去の五輪では最大300万円の支給実績がある。

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