「猫背で座りっ放し」は危険 血圧を高くする要因に健康は姿勢で変わる(4)

日経おとなのOFF

測り方次第で数値は大違い!血圧の正しい測り方

実はどんな姿勢で血圧を測るかで、数値は大きく違う。家の血圧計で測るときも注意しよう。

×腕が心臓より低くなると高い数値が出る

測定する部位の腕が心臓より低い位置にあれば、高い数値が出て、腕のほうが高ければ低い数値が出る。重力による血管内の静水圧の圧差が影響している。

○腕の高さと心臓の高さが同じになると正確

重力の影響を受けない正しい測り方は、血圧計に入れた腕の高さと心臓の高さが同じになる姿勢。椅子と机の高さ、姿勢でそれぞれの高さを調節しよう。

血圧が急激に下がる「起立性低血圧」に注意!

寝たり、座ったりした状態から急に立ち上がったとき、めまいや動悸(どうき)、失神が起きたりする起立性低血圧は、血管が開いた状態から急に立ち上がって、血液が下に落ちることによって起こる。

×寝たままの状態から急に立たない!

ずっと寝ている状態は血管が開き、血圧の下がった状態。急に立ち上がると、血液が下がって、起立性低血圧を起こしかねない。

○小便を我慢したら座って用を足す

小便を我慢しているときは血圧が上がった状態。だが用を足すと急に血圧が下がり、起立性低血圧を起こす可能性がある。座ったほうが安全。

(文 尾島和雄、写真 稲垣純也、イラスト 内山弘隆)

◆健康は姿勢で変わる

第1回 「×」の人は気を付けて 日常動作の正しい姿勢図鑑

第2回 階段の上り下りや座り動作 こんな姿勢は体に悪い

第3回 熟睡の基本姿勢は「大の字」 睡眠時無呼吸なら横向き

渡辺尚彦さん
東京女子医科大学東医療センター内科教授。専門は循環器内科。1987年から連続携帯型血圧計を体に装着、365日24時間、自身の血圧を測る。著書に『血液循環の専門医が見つけた 押すだけで体じゅうの血がめぐる長生きスイッチ』(サンマーク出版)など。

[日経おとなのOFF2018年2月号付記事を再構成]

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