「猫背で座りっ放し」は危険 血圧を高くする要因に健康は姿勢で変わる(4)

日経おとなのOFF

「いいえ、座っていても、姿勢が悪いと血圧を高くすることになります」

渡辺さんが問題点と指摘するのは、まず猫背で呼吸が浅くなること。「深く呼吸すれば副交感神経が優位になりますが、呼吸が浅くなれば、交感神経が優位になり、血圧を上げる要因になります」

また、猫背は腹部で内臓を圧迫し、血圧を上げる。さらに座りっ放しが続くと、脚が圧迫されて、血圧が上がり、運動不足になってしまうことで、運動による降圧効果も得られない。

「血圧を下げるには、まず塩分を減らす。これが第一ではありますが、いい姿勢を意識し、座りっ放しにならないようにすることも大切でしょう」

【姿勢が血圧に影響する理由は?】

◆姿勢次第で体が圧迫される

例えば正座をすると、上体の体重が乗って、脚が圧迫される。圧力を受けた部分は血流が悪くなる。これが血圧が高くなる要因に。

◆血圧は重力の影響を受ける

普段そのことをあまり意識しないが、体内を流れる血液は重力の影響を受ける。上から下へは流れやすいが、下から上へは流れにくい。

◆筋肉が収縮し、末梢血管を圧迫する

筋肉が働き、収縮すると、末梢血管が圧迫され、血圧が上がる。寝ている状態から起き上がるだけで、筋肉が働き、血圧が上がるわけだ。

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